イチロー選手引退、彼はどんな価値を全てのアメリカ人に示してきたのか。
2019年03月23日
03:21
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野球・スポーツねた
日本人誰もが大好きだった
国民的アイコン、イチローが
現役を引退することになりました。

東京ドームでの
引退試合は
涙が止まらなかったですね。
でもMLB機構が
敢えてこういう試合を用意してくれて
日本人みんなでこの偉大な選手の
引退するその時を共有できたのは
とても素晴らしいことでした。
MLB という業界は
僕たちが想像する以上に
《ド厳しい世界》であり、
彼も会見の中で言っていたように
「いつクビにされるか、いつも不安があった」と。
実際に MLB とは
そういう場所 (業界) で、
少なくとも同じ結果を残す 22歳と 35歳がいたら
間違いなく 35歳をクビにして
22歳を残すのが 《この世界》 です。

ヤンキースに移籍した後は
いつクビにされるか、実際に
僕たちから見ていても
そう思ってましたし、
マーリンズに移籍した後は
1年 1年、契約が更新されるだろうか、
マーリンズが契約してくれなかったら
そのまま引退になる...という不安の中で
《晩年のイチロー》を見ていました。
実際に
僕たちが考えていた以上に
《晩年のイチロー》は
MLBプレイヤーとして
もはやいっぱいいっぱいになっていましたし、
スムーズに行くと思っていた
《3000本安打》 も
想像以上の大苦戦の中での実に感慨深い実現の瞬間でした。

何が言いたいかというと
とにかく
MLB の世界で
長く活躍し続けるというのは
本当に難しいことで
あのイチローとて
本当に苦しい中で、ここまで現役を続けて来たのです。
しかし、
彼の功績、実績が色褪せることなどありません。
MLBの選手の中でも
こういった形で引退できる選手は
本当に稀です。
ひっそり引退を余儀なくされる名選手も多い中、
マリナース球団及びMLB機構による
彼へのリスペクトがこの引退試合を実現したのだと思います。

MLBにおけるイチローの最大の《実績》は何だったのだろうか?
僕が思うに
本来野球が持つ、
打って、走って、投げて、考えてプレイするという魅力を
改めて思い出させ、
野球の原点を全てのアメリカ人に気付かせたということだと思います。
正直、この《実績》《価値》だけでも
彼には
殿堂入りする資格が十分であると僕は思っています。
彼がMLBに渡った当時、
MLBは実に Strange な野球が横行していました。
「ステロイドによるパワー至上主義野球」と言って良いでしょう。
「ステロイド」により
人工的にムキムキになった大男たちが
力に任せてスピードボールを投げ、
力に任せてホームランを打ち合う、そんな野球でした。
その象徴の選手が
マーク・マグワイアであり、
サミー・ソーサであり、
バリー・ボンズであり、
ロジャー・クレメンスであり、
A.ロッド (アレックス・ロドリゲス) です。
彼らいずれもが
大記録を残した名選手なのに
いずれも殿堂入りを果たしていません。
《正義》は彼らの殿堂入りを決して許してはいけないと判断しています。
そんな中、
イチローは
大男たちが多いMLBの世界で
「小兵」ながらも
努力を重ねた卓越したスキルにより
野球が本来持つ魅力を次々に思い起こさせてくれたのです。
引退会見でもイチローが言っていたように
今、またMLBの試合は
別の Strange な方向に進化しています。
イチロー本人も言うように
野球とは本来、
選手が頭を使い、考えながらプレイするものなのに、
今のMLBは
ビッグデータ至上主義であり、
どの選手も、もはや監督ですらも、
データアナリスト班の指示に沿って、
何も考えずにこなす野球に変容しています。
イチローが全アメリカ人に
野球が本来持つ魅力を気づかせてくれたはずなのに、
イチローの力が衰えて来るとともに、
アメリカ人は野球が本来持つ魅力をまた忘れかけているかのようです。
イチロー選手は2001年にMLB入りしましたが、
当時、27歳でした。
少し遅かったですね。
3年早く 1998年から言っていたら、
通算安打数の記録は 3600本を超えていたはずでしょう。
そしたら歴代の通算記録で 4位、5位くらいにはなっていたでしょう。
そういう意味では23歳でMLB入りした大谷選手は
本当にいいタイミングで行ったということだと思います。
とはいえ、
MLB で通算安打 3089本、
NPB で通算安打 1278本、合計4367本は
前人未踏の大記録に間違いありません。
イチロー元選手には
次の野球キャリアをぜひ築いていってほしいと思います。
願わくば
日本でなくMLBで、次の仕事を見つけ、
イチローにしかできないセカンドキャリアを進めてほしいと思います。
僕たちに大きな夢を見させてくれました。
イチローのおかげで
世界中の人たちに日本の自慢ができました。
今まで本当にありがとう。
少しばかりゆっくり休んで次のパワーをリザーブくださいね。
お疲れ様でした。
国民的アイコン、イチローが
現役を引退することになりました。

東京ドームでの
引退試合は
涙が止まらなかったですね。
Thank you, Japan. #MLB開幕戦 pic.twitter.com/4fviLef4IL
— MLB (@MLB) 2019年3月22日
でもMLB機構が
敢えてこういう試合を用意してくれて
日本人みんなでこの偉大な選手の
引退するその時を共有できたのは
とても素晴らしいことでした。
One final goodbye. #MLB開幕戦 pic.twitter.com/bJXD35lJMF
— MLB (@MLB) 2019年3月22日
MLB という業界は
僕たちが想像する以上に
《ド厳しい世界》であり、
彼も会見の中で言っていたように
「いつクビにされるか、いつも不安があった」と。
実際に MLB とは
そういう場所 (業界) で、
少なくとも同じ結果を残す 22歳と 35歳がいたら
間違いなく 35歳をクビにして
22歳を残すのが 《この世界》 です。
ヤンキースに移籍した後は
いつクビにされるか、実際に
僕たちから見ていても
そう思ってましたし、
マーリンズに移籍した後は
1年 1年、契約が更新されるだろうか、
マーリンズが契約してくれなかったら
そのまま引退になる...という不安の中で
《晩年のイチロー》を見ていました。
実際に
僕たちが考えていた以上に
《晩年のイチロー》は
MLBプレイヤーとして
もはやいっぱいいっぱいになっていましたし、
スムーズに行くと思っていた
《3000本安打》 も
想像以上の大苦戦の中での実に感慨深い実現の瞬間でした。
何が言いたいかというと
とにかく
MLB の世界で
長く活躍し続けるというのは
本当に難しいことで
あのイチローとて
本当に苦しい中で、ここまで現役を続けて来たのです。
しかし、
彼の功績、実績が色褪せることなどありません。
MLBの選手の中でも
こういった形で引退できる選手は
本当に稀です。
ひっそり引退を余儀なくされる名選手も多い中、
マリナース球団及びMLB機構による
彼へのリスペクトがこの引退試合を実現したのだと思います。

MLBにおけるイチローの最大の《実績》は何だったのだろうか?
僕が思うに
本来野球が持つ、
打って、走って、投げて、考えてプレイするという魅力を
改めて思い出させ、
野球の原点を全てのアメリカ人に気付かせたということだと思います。
正直、この《実績》《価値》だけでも
彼には
殿堂入りする資格が十分であると僕は思っています。
彼がMLBに渡った当時、
MLBは実に Strange な野球が横行していました。
「ステロイドによるパワー至上主義野球」と言って良いでしょう。
「ステロイド」により
人工的にムキムキになった大男たちが
力に任せてスピードボールを投げ、
力に任せてホームランを打ち合う、そんな野球でした。
その象徴の選手が
マーク・マグワイアであり、
サミー・ソーサであり、
バリー・ボンズであり、
ロジャー・クレメンスであり、
A.ロッド (アレックス・ロドリゲス) です。
彼らいずれもが
大記録を残した名選手なのに
いずれも殿堂入りを果たしていません。
《正義》は彼らの殿堂入りを決して許してはいけないと判断しています。
そんな中、
イチローは
大男たちが多いMLBの世界で
「小兵」ながらも
努力を重ねた卓越したスキルにより
野球が本来持つ魅力を次々に思い起こさせてくれたのです。
引退会見でもイチローが言っていたように
今、またMLBの試合は
別の Strange な方向に進化しています。
イチロー本人も言うように
野球とは本来、
選手が頭を使い、考えながらプレイするものなのに、
今のMLBは
ビッグデータ至上主義であり、
どの選手も、もはや監督ですらも、
データアナリスト班の指示に沿って、
何も考えずにこなす野球に変容しています。
イチローが全アメリカ人に
野球が本来持つ魅力を気づかせてくれたはずなのに、
イチローの力が衰えて来るとともに、
アメリカ人は野球が本来持つ魅力をまた忘れかけているかのようです。
イチロー選手は2001年にMLB入りしましたが、
当時、27歳でした。
少し遅かったですね。
3年早く 1998年から言っていたら、
通算安打数の記録は 3600本を超えていたはずでしょう。
そしたら歴代の通算記録で 4位、5位くらいにはなっていたでしょう。
そういう意味では23歳でMLB入りした大谷選手は
本当にいいタイミングで行ったということだと思います。
とはいえ、
MLB で通算安打 3089本、
NPB で通算安打 1278本、合計4367本は
前人未踏の大記録に間違いありません。
イチロー元選手には
次の野球キャリアをぜひ築いていってほしいと思います。
願わくば
日本でなくMLBで、次の仕事を見つけ、
イチローにしかできないセカンドキャリアを進めてほしいと思います。
僕たちに大きな夢を見させてくれました。
イチローのおかげで
世界中の人たちに日本の自慢ができました。
今まで本当にありがとう。
少しばかりゆっくり休んで次のパワーをリザーブくださいね。
お疲れ様でした。