「センバツの 1枠の格差問題」をもっと議論すべきだ。今こそ、今までの流れを断つ時だ!
2022年01月31日
23:10
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野球・スポーツねた

センバツ高校野球の出場校が発表された。
東海大会で
準優勝になった、聖隷クリストファー高校が
何と、選考から漏れた。
聖隷クリストファー高校は
僕らの地元の学校だ。
関係者の思いを考えると、
余りに辛く、
正直やるせない気持ちだと思う。
これが自分たちの関係する学校だったら、
どう思うだろうか...
しかも、
「春夏通じて初の甲子園」ということで
関係者の期待は本当に大きかったはずだ。
正直、あってはいけない「高野連」の
あまりに酷い決定を受け、
僕は今までずっと思っていた考えをここで紹介したい。
正直、
「センバツ」の
「選考枠数」そのものが極めて不公平のままである。
北海道は 217校で 1枠
東北は 6県 (379校) で 2枠
関東・東京は 8都県 (1,069校) で 6枠、
北信越は 5県 (306校) で 2枠、
東海は 4県 (432校) で 2枠、
近畿は 6府県 (565校) で 6枠 (明治神宮枠を除く)、
中国・四国は 9県 (中国 277校、四国 159校、計 436校) で 5枠、
九州は 8県 (528校) で 4枠
もはやこの時点で
「不公平」である。
都道府県数割合で見てみると
「東北」が
一番「不公平」を受けている。
この「東北」の「2」というのは
僕が子どもだった時、
40年前から変わっていない。
ここ20年間で
「東北」の野球はとても強くなったのに、
ずっと「2」のままだ。
東北の方たちは
辛抱強いので
ずっと何も文句を言わないのでしょうが、
ならば僕が替わりに言いましょう。
おかしいと思う。
そういう意味では
北信越だって
昔に比べれば
強くなった。
星稜 (石川) とか
敦賀気比 (福井) とか、
もはや全国強豪の一つだ。
でも
「北信越」も
ずっー--と「2」のままだ。
校数単位で整理をすると、
北海道は 1枠を 217校で争う。
東北は 1枠を 189校で争う。
関東・東京は 1枠を 178校で争う。
北信越は 1枠を 153校で争う。
東海は 1枠を 216校で争う。
近畿は 1枠を 94校で争う。
中国・四国は 1枠を 87校で争う。
九州は 1枠を 132校で争う。
やはり「不公平」だ。
「近畿が 6府県 (565校) で 6枠」というのは
一体なんでなんだ??
「近畿」は
野球が強いから??
本当にそれを証明するデータが
どこに存在しているのか?
以前は
「四国」は「3枠」あった。
この学校数を考えたら
これも明らかに「公平感」を欠いている。
他県も強くなって
正直、「四国」も以前よりは強くなくなり
実質「2枠」に減ったのだが、
「四国」は 159校しかないのに今も「2枠」あるのである。
この「1枠の格差」問題は
もっと議論されるべき問題だ。
「高校野球」の地域間格差が
ここ 30年で
各段に変化したことを
高野連はずっと考慮していないと思う。
すぐに是正を図るべきだ。
僕の持論は
今の枠数は一旦、全て見直しを行う。
しかも枠数は固定にするのではなく、
誰もがデータで納得できる「都道府県ランキング」により
毎年、枠数の調整・確定をして、
誰もが納得できる「センバツ (選抜)」をするべきだと思う。
本当に強い、というデータが出せるのなら、
例えば
「東北」から
「4校」選ばれる年があっても良いと思う。
具体的に言えば、
テニスのATPランキングや
サッカーのFIFAランキングを参考にし、
同様の「都道府県ランキング」を作る。
特にテニスのATPランキングの「順位付け」は
とても参考になると思う。
「都道府県ランキング」は
夏の選手権大会と
春季野球の各ブロック大会、
秋季野球の各ブロック大会、
明治神宮大会の結果を踏まえ、
最近 3年間の各都道府県の代表校のパフォーマンスを基に作成する。
このランキングは毎年12月に 1回だけ発表し、
この結果を基に、
毎回センバツの選考枠数を決める。
そうしないと
最近強くなった
「東北」とかが永遠に報われないと思う。
だし、
このやり方を取ってくれたら
「枠数」の「不公平問題」は解消され、
全ての球児が納得できると思う。
そして
今回のような
決定はやはりあってはならないと思う。
もし「前提」を変えるのなら
全員を納得させるような
合理的かつ具体的な説明、理由がないといけないと思う。
聖隷クリストファー高の関係者の皆さん、
本当に残念な結果であったと思います。
選手たちは本当に悔しかったと思いますが、
「高校野球」の後も皆さんの人生は続いてゆきます。
「挫折」を経験したものは
本当に強くなれるとも思います。
この夏、さらに強いチームになって
「甲子園」に出場してください。
応援しています!