"34年ぶり" の "金足農" に "甲子園のノスタルジア" を感じる。
2018年08月19日
23:46
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野球・スポーツねた

"可美しき郷 我が金足
霜しろく 土こそ凍れ
見よ草の芽に 日のめぐみ♪"
あれからもう "34年" も経つのか...
"秋田県立金足農" は
"強豪私学" を続々倒し、
今年も "ベスト4" に進出しました。
ここ 2試合の "終盤" は
アルプスのスタンドを味方にして
"神懸かった逆転劇" の連続です。
複数の "エース" を交代で使いながら勝ち進むのが "トレンド" な今、
今年も "金農" は
"クラッシックスタイル"。
"Max 150キロの絶対エース 吉田君" 一人で
ここまで勝ち上がって来ました。
当然、今大会 "ベスト4" 進出チームの中で
"一人ピッチャー" は "金足農" だけ。
"34年前" の "第66回大会" と "今" とで
"甲子園" は大きく "3つ" 変わったと思います。
一つは
前述した通り
"ピッチャー" について。
"34年前"は "一人の絶対エース" で勝ち上がるのが "普通" の時代だった。
2つめは
"東北・北海道勢" について。
当時はなかなか勝てなかった。
(つまり...弱かった...)
今のように "強い私学" がまだ少なくて
"東北高校" くらいだった。
"弱かった東北勢" の流れを変えたのが
まさに "その年" で
その年は岩手の "大船渡高校" と
秋田の "金足農" の "2校" が "みちのく旋風" を起こしていた。
(左の好投手 "金野" を擁する "大船渡" は
その年のセンバツ "ベスト4" に進出、
右の好投手 "水沢" を擁した "金足農" が
夏の "ベスト4" に進出した。)
3つめは
当時は "県立 (公立) 高校" がまだ "甲子園" に行けていた頃で、
今のように "私学隆盛" でなかった。
当時は49代表中、
26校が "県立高"!
例えば
"埼玉県" だと "上尾高校" が、
"兵庫県" では "明石高校" が出ている。笑
ちなみに今大会公立校は
たった "8校" だけ。
"30年" 経って、
"私学への野球留学" が "当たり前" の時代、
ほんと "公立校" は "甲子園" が遠くなってしまった。
(これはもはや "全国的な傾向" だ。)
そんな中
"金農旋風" は
"甲子園のオールドファン" の "ノスタルジア" を
とことん、くすぐるのだ。
"東北" の
"県立高校" で、
"絶対エース" に導かれたチーム。
今どき、ちょっと "あり得ない" チームなのだ。
明日の "準決" は
"名門私学" "日大三高" だ。
ベンチ入りする選手は
"9都県出身" の混合チームだ。
"日本一" になるため
"名将・小倉監督" の下に集まり、
140キロを投げる、4人のピッチャーの "継投" で勝ち上がる。
まさに "対照的な" 2チーム。
過去の甲子園の "傾向" からも
"明日の観客" は "金足農" の応援に回るだろう。
"その雰囲気" も含めて "This is 甲子園" なのだ。
"本来の戦力的" に見たら
"決勝" は
"大阪桐蔭" と "日大三高" でキマリだろう。
しかし、そんな簡単に
"予想通り" に終わらないのもまた "甲子園" だ。
"地元の子" たちが集まった "県立金足農" が
"日本全国の球児たち" に "さらなる希望" を見させてくれることを期待したいと思います。
がんばれよー、"金足農"ー!!
僕も
"金足農" を応援します。笑
"この道に われら拓かむ
われら われら われら拓かむ♪"