18期159名の卒業生の皆さん、卒業おめでとう！@静岡県立浜松西高・同中等部卒業式

祝辞


18期 159名の卒業生の皆さん、
本日はご卒業おめでとうございます。
PTAを代表して、一言お祝いと、
皆さんに贈る言葉を申し述べたいと思います。


一昨年 1月から世界を襲った、
新型コロナウイルスによるパンデミックは
私たちの暮らし、生活形態を一変させました。


皆さんの中学校生活も
1年生が終わる頃から影響が出てしまったと思います。
中学 2年、3年と
皆さんにとって重要かつ貴重な 2年間が、
部活動や様々な学校行事において、
様々な制限や我慢を余儀なくされてしまったことと思います。


がっかりしたこと、
悔しかったことがあり、
ストレスも溜まったこともあったかと思います。
そんな中、2年間、皆さんは本当によく頑張って来られたと思います。


皆さんはこの 2年間で
いかなる制限下の中でも、
決して弱音を吐くことなく、
自分たちで考えて、工夫して、
ポジティブに行動できる強さを身につけられたはずだと思います。
これは本当にとても素晴らしいことです。


例えば 3年生の時に行った研修旅行。
神戸と広島の国内旅行になったそうですが、
中でも神戸の街を
日本に留学中の外国人学生たちと一緒に
英語で会話、コミュニケーションをしながら散策したそうですね。
「世界は一つで、困った時にお互いに力を助け合うものだ」と
実感されたことでしょう。


残念ながら
このウイルスはこの先も決してなくなることはありません。
そんな中、今、世界は少しずつ
「日常への移行」に向けて確実に動き出しています。
今年のどこかで
普通のインフルエンザと同じような位置づけに替わってゆくことでしょう。


部活動も、学校行事も制限がなくなって、
以前のように普通に行われるようになる日はもう少しだと思います。


完全燃焼できなかった中学の 3年間を
次に進む高校生のステージで
存分に楽しんでください。


学校に通える、
勉強ができる、
部活動ができる、
一見普通に思える一つ一つが
実はとても有難いことだということを噛み締めつつ
最高の高校生活を送ってくださいね。


保護者の皆さま、
本日は大切なお子様のご卒業、誠におめでとうございます。
日頃は本校PTA活動へのご協力、ご理解を賜り、
誠にありがとうございます。
いろいろと難しい状況は続きますが、もう少しです。
お子様たちともに、笑顔でポジティブに乗り越えましょう。


教職員の皆さま、
コロナ禍での大変な中、
子ども達が負けることなく、全員、今日の卒業式を迎えられました。

これもひとえに日々熱心にご指導いただきました、
織田校長先生はじめ、
教職員の先生方のおかげと心より感謝しております。
保護者を代表して心よりお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。


最後に、卒業生の皆さんの楽しい高校生活と
世界中に以前と同じ日常生活が早く戻ること、
世界中から戦争がなくなることを心から祈り
お祝いの挨拶に代えさせていただきます。


本日は誠におめでとうございます。

令和 4年 3月 18日
静岡県立浜松西高等学校・同中等部
PTA会長　佐野　憲