「大きな仕事」ができるリーダー
2012年03月10日
01:36
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マネジメント

今日も「リーダー」について書きます。
「リーダー」とはチーム全体で良い結果(パフォーマンス) を導ける人です。
自分一人で汗水流して仮に良い結果を出したとしても、
それは十中八九、評価に値しません。
「リーダー」たる人は、
概ね、人よりもスキルがあるがために、
自分で何とかしてしまえ、と傾倒しがちです。
これではダメですね。
大きな仕事はできません。
せこい結果だけです。
そもそも、一人の「力」には限界があります。
「時間」も限られています。
本人が忙しくなってしまえば、後回しになるだけで、
たちまち、進捗不全に陥ります。
優秀な「リーダー」とは、
自分たちのチームが会社から求められている「ミッション」を
確実遂行するために、
人的リソースの適切な配分をして、
必要な「チーム」を作り、
一人一人に役割分担、タスクを、「言葉」で明確に伝え、
本人に自覚させ、
プロジェクトを納期通りに進捗させてゆきます。
このチームが、もたらす結果は「大きな仕事」です。
でも、「リーダー」がそもそも会社から期待される「役割」って
そういうものですよね。
だから、
リーダーはスタッフ(部下) 一人一人の「強み」「特性」「今の実力」を理解しなくちゃいけないし、
それを活かすためにどう仕事をこなせるか、考えるのです。
「今の実力」以上のことをやらせても本人はやがて潰れるだけ。
もちろん、成果は上がらないので、
本人のモチベーションは下がる。
チームは疲弊するだけ。
そしたら、次に、
部下に「役割」と「ミッション」を与え、
仕事を任せるのです。
ここで「勘違いリーダー」が 2種類、生まれます。
部下に「仕事」を任せられず、
「自分がやるのが早い」と、
自分だけでやってしまう人。
「スペシャリスト」としては優秀でも、「リーダー」としては不適。
次に、全てを「フォワード (転送) する」人。
「任せる」とは「放任すること」と勘違いしている人。
これまた「リーダー失格」です。
もちろん、「リーダー」たるもの、
山本五十六じゃないですが、
「常に率先垂範し、自らやってみて、示す」というのは大事な要素です。
しかしながら、
自分だけでやろうとしてはいけない。
チーム、スタッフの強みを活かして、大きな仕事にするために、
どんどん「仕事」を任せてゆく。
ウチのリーダーにはこうあって欲しいと思っています。
頑張りましょう。