何でも見てやろう!@Amazon Books Bellevue (ベルビュー) 店に行って来た。
今や、全米に18ある、
「Amazon Books」。
URL https://www.amazon.com/amazon-books/
「Amazon」は
もともと創業時から
「ネットの本屋」であったんですが、
いよいよ今、実店舗 (「Amazon Books」) の展開を加速させています。
(2015年11月、シアトルに 1号店をオープン)
シアトルの近郊、
「Amazon Books Bellevue (ベルビュー) 店」に
行って来ました。

いろいろな意味で
今までの「本屋」とは一線を画しているようです。
(1) 「本」は全て表紙が見えるように陳列。
「背表紙」だけ見せての陳列はしません。

この店では 約 5,000冊の書籍を並べているそうですが、
店に並べる本は
「Amazon.com」で、ベストセラーを獲得しているか、
あるいは★ (ユーザーレビュー) 4つ以上、という基準が設けられているようです。
(2) 陳列に当たって、
最大の特徴は
「Amazon.com」で収集したビッグデータを徹底的に活用していることです。
例えば
「10,000を超えるレビューのある本」コーナーがあったり、

「最も頻繁にウィッシュリストに追加された本」コーナーがあったり、

他にも
「Kindleで 3日以内に読み終えられている本 (Page Turner)」コーナーなど、
徹底的に「データ」に基づき顧客に提案を行います。
そして、
(3) 「本」には価格表示がありません。
その替わり、タイトルカードには
カスタマーレビュー、★の数などが表示されています。

正直、客数はそんなにいなく、
なぜこのタイミングで「Amazon」は
実店舗展開を始めたのだろう、というのが
とても興味深くも、「ミステリー」があります。
2つ狙いがありそうです。
(1) 「Amazon」としては
もっともっと「Kindle」と「Alexa」を売りたいはず (特に「Alexa」) で
やはり顧客が気軽に体験、体感できる「場所」が欲しかった、
「Amazon」というブランドを感じれる場所が欲しかった。
そこでやはり「実店舗」だったのだと思います。


この辺は
やはり最も「Apple」がうまいところだと思います。
2つめのポイントは
(2) 「Amazon Prime」会員の獲得強化です。
前述の通り、
「本」のタイトルカードには
「値段表示」はないですが、その替わりに「バーコード表示」があります。

バーコードを読むと
「価格」がわかるのですが、

「Prime」会員は
「Amazon.com」と同じディスカウント価格で購入できますが、
一般客の方は定価購入です。
「Amazon Prime」のメリットを
身を持って体感できる場所が
この「Amazon Books」 (実店舗) なのであり、
「Prime」会員獲得のための動機付けを図っているのです。
アメリカの伝統的本屋チェーン、
「Barnes & Noble (バーンズ・アンド・ノーブル)」は
2017年 10月時点で全米 633店舗。

いよいよ「実店舗」同士においても、
これから益々、両者による削り合いは「激化」することでしょう。
そして
我が日本にも
「Amazon Books」が上陸する時が近いうちに来るはずです。
「データエコノミー」の時代とは
「データ」を持てる者が
市場を席巻してゆく運命 (さだめ) なのです。
「Amazon Books」。
URL https://www.amazon.com/amazon-books/
「Amazon」は
もともと創業時から
「ネットの本屋」であったんですが、
いよいよ今、実店舗 (「Amazon Books」) の展開を加速させています。
(2015年11月、シアトルに 1号店をオープン)
シアトルの近郊、
「Amazon Books Bellevue (ベルビュー) 店」に
行って来ました。
いろいろな意味で
今までの「本屋」とは一線を画しているようです。
(1) 「本」は全て表紙が見えるように陳列。
「背表紙」だけ見せての陳列はしません。
この店では 約 5,000冊の書籍を並べているそうですが、
店に並べる本は
「Amazon.com」で、ベストセラーを獲得しているか、
あるいは★ (ユーザーレビュー) 4つ以上、という基準が設けられているようです。
(2) 陳列に当たって、
最大の特徴は
「Amazon.com」で収集したビッグデータを徹底的に活用していることです。
例えば
「10,000を超えるレビューのある本」コーナーがあったり、
「最も頻繁にウィッシュリストに追加された本」コーナーがあったり、

他にも
「Kindleで 3日以内に読み終えられている本 (Page Turner)」コーナーなど、
徹底的に「データ」に基づき顧客に提案を行います。
そして、
(3) 「本」には価格表示がありません。
その替わり、タイトルカードには
カスタマーレビュー、★の数などが表示されています。
正直、客数はそんなにいなく、
なぜこのタイミングで「Amazon」は
実店舗展開を始めたのだろう、というのが
とても興味深くも、「ミステリー」があります。
2つ狙いがありそうです。
(1) 「Amazon」としては
もっともっと「Kindle」と「Alexa」を売りたいはず (特に「Alexa」) で
やはり顧客が気軽に体験、体感できる「場所」が欲しかった、
「Amazon」というブランドを感じれる場所が欲しかった。
そこでやはり「実店舗」だったのだと思います。
この辺は
やはり最も「Apple」がうまいところだと思います。
2つめのポイントは
(2) 「Amazon Prime」会員の獲得強化です。
前述の通り、
「本」のタイトルカードには
「値段表示」はないですが、その替わりに「バーコード表示」があります。
バーコードを読むと
「価格」がわかるのですが、

「Prime」会員は
「Amazon.com」と同じディスカウント価格で購入できますが、
一般客の方は定価購入です。
「Amazon Prime」のメリットを
身を持って体感できる場所が
この「Amazon Books」 (実店舗) なのであり、
「Prime」会員獲得のための動機付けを図っているのです。
アメリカの伝統的本屋チェーン、
「Barnes & Noble (バーンズ・アンド・ノーブル)」は
2017年 10月時点で全米 633店舗。
いよいよ「実店舗」同士においても、
これから益々、両者による削り合いは「激化」することでしょう。
そして
我が日本にも
「Amazon Books」が上陸する時が近いうちに来るはずです。
「データエコノミー」の時代とは
「データ」を持てる者が
市場を席巻してゆく運命 (さだめ) なのです。