浜辺の茶屋・稲福信吉さんが語る、「魅力ある観光地の作り方」とは。

2014年04月07日 22:00 | 沖縄

「浜辺の茶屋」(「山の茶屋・楽水) のオーナー、稲福信吉さんにお会いすることができました。
浜辺の茶屋・稲福信吉さんが語る、「魅力ある観光地の作り方」とは。
URL http://www.hamabenochaya.com/
浜辺の茶屋・稲福信吉さんが語る、「魅力ある観光地の作り方」とは。

突然の訪問でしたが、

とても丁寧に対応くださりました。

稲福さん、本当にありがとうございました。

今や、沖縄でもポピュラーになった、

「海カフェ」、「山カフェ」という言葉。

20年前、玉城 (たまぐすく、南城市) のこの場所、

周囲に何にもないこの場所で、

稲福さんが 1軒のカフェ (「浜辺の茶屋」) を開業した時には、

まだ「海カフェ」という言葉は世の中に存在していませんでした。

しかし、

やがて、そこ (「浜辺の茶屋」) には

多くの観光客、地元の方たちがこぞって訪れるようになりました。

でも、一度、そこに行ってみれば、

その「理由」はすぐにわかります。

どんなに長い「待ち時間」であっても、

入れるまで待ってください。

店の中に入れば、

本当に「その理由」がわかります。

でももう一度、冷静に考えてみようではないか。

20年前、ここには何にもなかったんだ。

こんなあまりに辺鄙な場所で本当に「商売」は成り立つのか?

「ここには、何もない。だからお客なんて来っこない。」

「ここには、何もない。だから、お客さんが来てくれるために、圧倒的な魅力付けに挑戦するしかないんだ。」

まさに「真逆の捉え方」ですね。

でも、どうだろう?

残念だけれど

ほとんどの人は「前者」の思考じゃないだろうか。

だから、

稀な「後者」の思考になれる人だけが「成功」を収められるんだろう、と。

稲福信吉さん、米子さん夫妻の 2人の「挑戦」に

僕らはたくさんのことを学べます。
浜辺の茶屋・稲福信吉さんが語る、「魅力ある観光地の作り方」とは。

信吉さんは

ご自身が作った「さちばる (幸原) の庭」を歩きながら、とても丁寧に説明してくれました。浜辺の茶屋・稲福信吉さんが語る、「魅力ある観光地の作り方」とは。
上オーナーの稲福信吉さんとマイソルヤハズカズラ。
「何もないところを埋め立てて、『人工ビーチ』や、『リゾート』を作る・・・。

 こんなものなら、誰にでも、どこにでも出来る。

 こういう『リゾート開発』が、沖縄の観光をダメにするんだ。」

「大事なのは『開発する』ことでなく、

 『今、あるものを磨く』、『歴史を磨く』ことだ。」

「だから、ここのガーデンでは

 既にあった、石 (石積み) や大木 (ガジュマルなど) が主役なんだよ。」


「浜辺の茶屋」か、

「山の茶屋・楽水」に来たら、

必ず、さちばる (幸原) の庭を散歩してください。
浜辺の茶屋・稲福信吉さんが語る、「魅力ある観光地の作り方」とは。
URL http://sachibaru.hamabenochaya.com/

この「ガーデン」の

「メインキャスト」は、

「樹齢 200年」を超える「ガジュマル」であり、
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「石積み」だ。
浜辺の茶屋・稲福信吉さんが語る、「魅力ある観光地の作り方」とは。
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この「ガーデン」には

年中いろんな「花」が咲いています。

稲福さん曰く、

「花はあくまで 『アクセサリー』にしか過ぎんよ。」

マイソルヤハズカズラに....
浜辺の茶屋・稲福信吉さんが語る、「魅力ある観光地の作り方」とは。

これが アフリカンチューリップツリー
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これが「幸福の樹」、ドラセナ
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これは 台湾水蜜桃 (いわゆる「桃」)。
浜辺の茶屋・稲福信吉さんが語る、「魅力ある観光地の作り方」とは。

安易に「カネ」に頼るのでは、

「魅力あふれる観光地」にはなれない。

今あるものをトコトン活かし、磨き上げてゆく。

そういう「考え方」、「コンセプト」の下、

「20年間」でこれだけのお客を集めるに至ったのです。

そう、

その原点こそが、

「浜辺の茶屋」なのです。

稲福さん曰く、

「『幸原 (さちばる) の庭 ハッピーガーデン』 はまだまだ完成途上。

これからの 20年で「完成」になるんだ。

そう「観光地化」への取り組みは

「一朝一夕」で出来るものじゃあない。

長く時間をかけてようやく、ようやく、「カタチ」になって来るんだよ。」


そう、話しを聞いて感じたのは、

稲福さん、

どこまでも「すごい経営者」であり、

どこまでも「すごい事業家」であり、

「すごいランドスケープデザイナー」でした。

熱く真剣に語る稲福さん、

時間を忘れて、気付いたら「夜」になっていました。

また来ます。

次もいろいろ教えてくださいね。

今日はありがとうございました。


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