日本の外食、メニュー偽装問題に対する解決策。「ヒポクラテスの誓詞」を再自覚せよ!

日本の外食、メニュー偽装問題に対する解決策。「ヒポクラテスの誓詞」を再自覚せよ!

日本全国の飲食店で「メニュー偽装」の「告白」が相次いでいます。

この「問題」、2つの視点から整理、整頓しなくちゃいけないと思っています。

まず一つめ、

商売に「絶対に「嘘」はいけない、ということ。

「良心」がプッツンしたら、その瞬間に、誰もが「嘘つき」になってしまいます。

全ての業界、

貴方が「プロフェッショナル」であるならば、

「ヒポクラテスの誓詞」は絶対に理解しなくてはいけない。


「専門家」であるから、

一度、嘘をつかれたら始末が悪い。

他の誰も、わかりようがないから、

「嘘」は捕まるまで、何かの処分が下るまで、継続して行われる。

行き着く先は

24億円使途不明事件」なのです。

そもそもお医者さんになる方が、

お医者さんになる前に必ず叩き込まれる「精神」が、

このヒポクラテスの誓詞

学校は「社会人」になる前に、学生さんたちにこの「精神」をしっかり教えたほうがいい。

改めて全ての「プロフェッショナル」のために捧げます。
ヒポクラテスの誓詞

一、医の実践を許された私は、全生涯を人道に捧げる。

一、恩師に尊敬と感謝を捧げる。

一、良心と威厳をもって医を実践する。

一、患者の健康と生命を第一とする。

一、患者の秘密を厳守する。

一、医業の名誉と尊い伝統を保持する。

一、同僚は兄弟とみなし、
 人種、宗教、国籍、社会的地位の如何によって、患者を差別しない。

一、人間の生命を受胎のはじめより至上のものとして尊ぶ。

一、いかなる強圧にあうとも人道に反した目的のために、
  我が知識を悪用しない。

 以上は自由意志により、また名誉にかけて厳粛に誓うものである。


そして、2つめの「問題」.....
残念ながら、

この「メニュー表記」については

行政側の何かしらの具体的監督が必要だ、ということです。

このまま、業界側に任せたら、一時的に「問題」は収束したように見えても、

世代が替わる時までに (四半世紀中に) 必ずまたどこかで起きるからだ。

具体的には、

(1) メニュー表記について、厚生省のほうで、

 全国統一された、明文化された「ガイドライン」(法律の整備含めて) を作ること。

 全国保健所のほうで所轄飲食店の監督指導を行っていく。

 万一、違反している店への処分もより厳格なもの (一定期間の営業停止など) に規定する。

 また、同時に、内部告発できる「専用ホットライン」も設置する。

(2) メニュー表記について、
 しっかりやっている店を独自 (第三者) 認証する仕組みを整備する。

 今回のような「事件」がこの先も続けば、
 
 日本の外食業界への「信頼」は完全に失墜し、

 日本食全体の「ブランディング」に対する毀損にもつながってしまう。

 そのため、今、
 「ビジットジャパン(訪日旅行促進事業)」に取り組む「経済産業省」管轄で行う。

 その際、「メニューをしっかりやっている認証マーク」と同時に、

 「インバウンド (海外観光客) 対応」をやっている店に対しても
 「認証」し「安心マーク」を付与する仕組みも同時に整備する。

ぜひ、この 2つ、整備したほうがいい、と思います。

行政の方、ぜひご検討をお願いします。

今回みたいな「発表」はあまりに残念だし、やり切れない気持ちになるもんね。

みんな、そうだと思うな。


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この記事へのコメント
こんにちは。
食品偽装、嫌ですね。
こんなことをやってると、外食産業全体に疑問を感じてしまいます。
3つめの問題。
「オーストラリア産牛肉の成型肉」が改定後、「伊賀牛」で通ってしまうの??
原材料は一部明記でOK???
Posted by スカースカー at 2013年11月06日 10:15
スカ一さん
コメントありがとうございます。
ホント、そうですよね。
見極めるのは難しい以上、お店の「良心」に懸かっています。
内部告発のオンラインを用意し、「一掃」する体制が必要です。
「伊賀牛」は、食材自体変更したようですが、これはやはり「具体的なガイドライン」を整備しないと、やっぱあきまへんわ。
Posted by トッティトッティ at 2013年11月10日 18:17
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