グーグルの「恐ろしさ」

2012年02月19日 23:40 | ネットビジネス

先日、フェイスブックの「恐ろしさ」について書きました。
http://privacy.hamazo.tv/e3470348.html

もう一つの巨人、「グーグル」も僕ら、利用者の「全て」を知り尽くしている会社です。

この会社のこともよく知っておかないと
「怖い」ですよね。

ちょうど、その「怖さ」について、
しっかりと書かれた一冊が出ています。

グーグルの「恐ろしさ」

これも読んでおきたい一冊です。

大体、グーグルのやり方はこうです。

「お人よしユーザー (この本では「臣民」と表現してます) に対し、
心地良いサービスを提供する一方で、
臣民のネットリテラシーが低いことをいいことに、
でも、臣民に確実に「設定」の選択肢をを提供しながら、
でも、臣民の知らない間に「デフォルト」設定を変えるので、
結果、臣民の全てはグーグルが握ってしまう。


という構図です。

そして、今回、グーグルは、利用者の「監視」をさらに強化します。

グーグルの売上は「広告」で、
売上UP (広告主=顧客満足度UP) のためには、「広告の質」の精度を高めることが必須、
グーグルとしては何としても利用者の行動履歴、情報が欲しい。

そのために、今回ばかりは珍しくも、
「ポリシー」を変える宣言をしたわけです。

その辺はここらの記事に譲ります。

【参考記事】
Google、プライバシーポリシーと利用規約を更新へ データの横断収集でターゲティングを強化
Google、プライバシーポリシー変更についてあらためて説明

結論から言えば、
この「新ポリシー」は 3月 1日より発効するので、
それまでに利用者の「設定変更」をしないといけない、ということです。

アメリカの有名な「ネガティブキャンペーン」と言ったら、
「コカ」と「ペプシ」のやり合いが有名ですが、
今回は、マイクロソフトが、グーグルに対し、ゲリラマーケティングを行いました。

この「Gmail Man」、ご覧ください。



端的に言えば、

「Gmail」の中身はグーグルに見られてしまう。
彼らの商売の「広告」に活用するためだ。
そして、我らが Microsoft の「Hot Mail」はそうじゃない。心配ないよ。

というわけ。

WSJ のこの記事もご覧ください。
そこらがレポートされています。

【参考記事】
Microsoft Continues Sniping at Google’s Snooping

いずれ、フェイスブック同様に、
グーグルのことも僕らはよく知っていなくちゃいけませんね。

「お人よし」じゃ、いけないのです。

この本もぜひご一読ください。


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