ヤフージャパンが「ヤフースコア」事業を 1年で撤退、終了へ。このニュースが示す深い意味とは。
ヤフー・ジャパンは
そうは言っても
「日本で一番のインターネット」の会社だと思う。
そのヤフーは
新しい、若い社長 (川邊さん) になって
「ウチは日本で一番のデータ活用の会社になるんだ」と方針を掲げ、
その主幹事業になる、と掲げていた
「ヤフースコアサービス」が
何と今月末でサービス終了することになったそうです。

URL https://info-score.yahoo.co.jp/close/
悔しいけれど、まさに
「ヤフーの焦燥感」を感じさせるに十分なトピックスだと思います。
URL https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60917100Z20C20A6X35000/
もともとこの事業は
孫さんのライバル、
中国、ジャック・マーの会社、
アリババグループ (アントフィナンシャル) が既にやっていた事業
「芝麻信用 (ZHIMA CREDIT)」を
基本、パクろうとして焦りの中で立ち上げた事業だったんですよね。
昨年 7月にサービスを開始して、
たった「1年1ヶ月」で終了することになってしまった...
まさにあっという間だ。
「(利用者から) 退場を余儀なくされた」
というのが正しい表現だろう。
そういう意味では
アリババ (アントフィナンシャル) がやっていた「芝麻信用 (ZHIMA CREDIT)」は
極めて戦略的かつ実に有益なサービスだったし、
ヤフーの「スコア」は
そもそも何を目指して、何を提供しようとしていたのかが
最初からよくわからなかった。
しかも、
開始時に
利用者の本人同意を得るのが乱暴だったために
オピニオンリーダーの方たちに
いろいろ糾弾されつつ、最悪のスタートを切り、
「1年持てば良いな」と思っている中、
まさにそのような形になってしまったわけで、
とても残念だけど、
これが今の日本のインターネット産業のレベル、ということになるだろう。
イメージ的には
「アントフィナンシャル」と
「ヤフージャパン」が
もし野球の試合をしたら、
5回コールドで
「15-0」で負ける、そんな感じなのだと思います。
思うに何が社内の課題なのかと言えば、
ヤフージャパンの社内にあっても
(1) 優秀なデータサイエンティストがいない。
(2) 今後データビジネスを展開する場合、
JIS Q 15001 はもちろん、
GDPR (General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)
CCPA (The California Consumer Privacy Act、カリフォルニア消費者プライバシー法)
などを理解して、踏まえて、
利用者ファースト設計をしないといけないのに、この専門人材もいない。
ということなのだと思う。
そんなに大きなニュースになっていませんでしたが、
日本のインターネット産業の未来を考えた時に
これは「とても重要なニュースだった」と思います。
そうは言っても
「日本で一番のインターネット」の会社だと思う。
そのヤフーは
新しい、若い社長 (川邊さん) になって
「ウチは日本で一番のデータ活用の会社になるんだ」と方針を掲げ、
その主幹事業になる、と掲げていた
「ヤフースコアサービス」が
何と今月末でサービス終了することになったそうです。
URL https://info-score.yahoo.co.jp/close/
悔しいけれど、まさに
「ヤフーの焦燥感」を感じさせるに十分なトピックスだと思います。
URL https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60917100Z20C20A6X35000/
もともとこの事業は
孫さんのライバル、
中国、ジャック・マーの会社、
アリババグループ (アントフィナンシャル) が既にやっていた事業
「芝麻信用 (ZHIMA CREDIT)」を
基本、パクろうとして焦りの中で立ち上げた事業だったんですよね。
昨年 7月にサービスを開始して、
たった「1年1ヶ月」で終了することになってしまった...
まさにあっという間だ。
「(利用者から) 退場を余儀なくされた」
というのが正しい表現だろう。
そういう意味では
アリババ (アントフィナンシャル) がやっていた「芝麻信用 (ZHIMA CREDIT)」は
極めて戦略的かつ実に有益なサービスだったし、
ヤフーの「スコア」は
そもそも何を目指して、何を提供しようとしていたのかが
最初からよくわからなかった。
しかも、
開始時に
利用者の本人同意を得るのが乱暴だったために
オピニオンリーダーの方たちに
いろいろ糾弾されつつ、最悪のスタートを切り、
「1年持てば良いな」と思っている中、
まさにそのような形になってしまったわけで、
とても残念だけど、
これが今の日本のインターネット産業のレベル、ということになるだろう。
イメージ的には
「アントフィナンシャル」と
「ヤフージャパン」が
もし野球の試合をしたら、
5回コールドで
「15-0」で負ける、そんな感じなのだと思います。
思うに何が社内の課題なのかと言えば、
ヤフージャパンの社内にあっても
(1) 優秀なデータサイエンティストがいない。
(2) 今後データビジネスを展開する場合、
JIS Q 15001 はもちろん、
GDPR (General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)
CCPA (The California Consumer Privacy Act、カリフォルニア消費者プライバシー法)
などを理解して、踏まえて、
利用者ファースト設計をしないといけないのに、この専門人材もいない。
ということなのだと思う。
そんなに大きなニュースになっていませんでしたが、
日本のインターネット産業の未来を考えた時に
これは「とても重要なニュースだった」と思います。