「訪日客は来るか」@中日新聞コラム「静岡発こう読む」

今朝の中日新聞に
レギュラーコラム「静岡発こう読む」
寄稿させていただきました。


タイトルは
「訪日客は来るか?」

「訪日客は来るか」@中日新聞コラム「静岡発こう読む」


先日、新たに入社するベトナム人スタッフを出迎えるため、
セントレア (中部国際空港) に行った。
その夜は7時頃だっただろうか。
コロナ前には大混雑していた空港は怖いくらいに暗く、
閑散としていて、テナント店も半分程は空きになっていた。

「訪日客は来るか」@中日新聞コラム「静岡発こう読む」

「訪日客は来るか」@中日新聞コラム「静岡発こう読む」

「訪日客は来るか」@中日新聞コラム「静岡発こう読む」


そして、最近、浜松の街中を夜歩いても、
街は本当に元気がない。
お客さんがいないのだ。
飲食店経営者の皆さまにとっては
シビアな状況がずっと続いていると思う。
日本の地方都市に早く賑わいが戻ってほしい。
そんな折りにようやくと言って良いだろう、
岸田さんは「インバウンドの再開」を決断した。

理論的には今月11日から
外国人観光客がどんどんやって来るようだ。

コロナ前、日本の地方の観光業や小売業などは
外国人観光客の消費によるメリットを受けていたと思う。

コロナ前の2019年に、
訪日客数は過去最高の3千万人を突破していて、
日本の観光地はまさに我が世の春状態だった。

「訪日客は来るか」@中日新聞コラム「静岡発こう読む」
(JNTO発表データより)

ところがまさか、全く想定外の新型コロナにより、
状況は大一変。
日本は「鎖国」を余儀なくされ、
国内からは訪日客が (ほぼ) 消えた。

8月に僕はベトナム・ハノイを訪れた。
旧市街のター・ヒエン通り、
ここはタイのバンコクで言えばカオサン通りのようなストリートだ。
世界中からバックパッカー達が集まる。
そしてそこは完全にコロナ前の賑わいに戻っていた。

「訪日客は来るか」@中日新聞コラム「静岡発こう読む」

夜、外国人観光客達がマスクを外して
笑顔で会話しながらビアを楽しんでいる。

アジアでも、ベトナムやタイを皮切りに、
世界は既に観光開国に動いている。

実際に円安の今こそ、「インバウンド開国」には絶好の機会なはずだろう。
しかしながら2つ、コロナ前と違う問題がある。
コロナ前、年間3千万人の訪日客のうち
約3分の1が中国からだった。
中国は未だゼロコロナ政策を採っているので当面まだ来られない。
もう1点、まだ飛ぶフライトの数が少ないので、
航空券代が軒並み高い!

コロナ前と同じようにLCC (格安航空会社) の便数を戻さないとダメだ。
日本政府や地方自治体は税金を注入してでもすぐ動くべきだ。



例えば、
「福岡」はさすがだ。

タイ・エアアジアと組んで
10月12日から
バンコク (ドンムアン) - 福岡線を開設する、と発表しました。

URL https://www.aviationwire.jp/archives/257978


「福岡」が
「タイ」とすぐにこうした動きをしているのは
「さすが」というしかない。



「富士山静岡空港」 (静岡県空港振興局) はなぜできないのか。


残念ながら
「セントレア」 (愛知県航空空港課) にも
そうしたポジティブな動きを僕は知らない。


他国はどんどんやっている (行動している)。
どんどんLCCの「新便」開設に向けて動くべきだと思う。



日本も
これ以上のんびりできない、と僕は思うけど。


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