「何でも見てやろう」@中日新聞「静岡発こう読む」

8月14日の中日新聞に
コラム「静岡発こう読む」
通算82回目、寄稿させていただきました。


タイトルは
「何でも見てやろう」です。

「何でも見てやろう」@中日新聞「静岡発こう読む」
(※本画像のブログ掲載に当たり、中日新聞社様の許可をいただいています)



若者たちには
ぜひ故・小田実氏の名作「何でも見てやろう」を読んで、
どんどん海外に行き、
そこ (外国) から「日本」を見直ししてほしいです。



活力ある日本の未来のためにも
それがとても有意義であることを
僕はこれからも叫び続けてゆきたいと思います。



明日から久しぶりの海外出張に出かける。
コロナパンデミックになって以来、2年 6か月ぶりだ。
期限切れになったパスポートを新調し、いよいよ出発だ。
「パスポート」と言えば、
毎年、イギリスのヘンリー&パートナーズ社が
世界の国の「パスポートランキング」を発表している。
つまり、ビザなしで外国への渡航が可能な国の数を
「パスポートの強さ」として毎年ランキングを発表している。
今年 1月の同社の発表によれば、
今年も「日本のパスポートは世界最強」 (シンガポールと同位) であった。

日本人はビザなしで何か国に入国できるだろうか?

その答えは…

192か国だ!

4年連続で日本人パスポートはこのランキングの首位であり、
世界中で最も評価されているパスポートなのだ。
とっても有難いはずなのに、
私たち日本人本人はあまり認識していないようだ。
パンデミックになって以降、
海外留学に行きたいという日本の若者たちは減っていないだろうか。

先日、ある高校の学校運営委員会に参加した時に、
ある高校生の小論文について読める機会があった。
その論点、内容ともにとても素晴らしかったのは間違いがない。
ただ、何か引っかかるところがあった。

「良い論文」にするにはやはり現地に足を運び、
自分の視聴覚、五感で本物に触れた上で
まとめてゆくことが大切だ。
自分自身が現地に足を運び自ら得た情報を「一次情報」というが、
若者が自分の意見を確立させてゆく上で、
「一次情報をインプットし続ける」作業の量と継続性が必要だ。

若者たちにはもっと海外に足を運んで、
外国から我が日本を見てもらいたい。
小田 実 (おだ・まこと)氏の「何でも見てやろう」という名作がある。
1958年、当時26歳、フルブライト留学生だった小田青年が
欧米、アジア22か国を貧乏旅行した実にユニークな海外旅行記だ。
今読んでもめっちゃ楽しい。
日本の若者たちよ、
この夏休みを使って「知の探究への旅」に早速出かけてほしい。
きっと君たちを何回りも成長させてくれるはずだよ。




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