「インターネット過去未来」、今日で終了!@中日新聞コラム「静岡発こう読む」 (通算81回目)

今朝の中日新聞に
コラム「静岡発こう読む」
通算81回目、寄稿させていただきました。



4回にわたって
「地域のインターネットビジネス論」を
書いてきましたが、
今回が最終回 (4回め) でした。


■ 4回目 (最終回) (2022年 7月17日付)
「インターネット過去未来」、今日で終了!@中日新聞コラム「静岡発こう読む」 (通算81回目)

ウェブの世界も
「Web3」「メタバース」という「3つめの時代」に突入した。

常に進化し続ける「Web」の世界に
僕たちは向き合い、注視し続け、
積極的に対応してゆかなくてはいけない。

「メタバース」の世界には
僕個人として
「?」しか感じないが、
「Web3」の概念はよく理解し
キャッチアップしておく必要がある。


この地域の
「インターネットビジネス」が
日本だけでなく
世界をリードしてゆくようになってほしい。


そのためにも
必要なのは人材とキャピタルだ。



挽回できることを願ってこのシリーズを終了とします。


次回からは
また自由に書いてゆきます。
乞うご期待ください。

「はまぞう」は少しずつ地域に根差していった。
ブログサービスは他にもたくさんあったが、
遠州地域で情報発信するなら、
やっぱり「はまぞう」が一番だ、という感じになった。

2007年にスティーブ・ジョブズがiPhoneを発表した。
スマートフォンの普及に伴い、
インターネットサービスの環境も激変した。
経営環境の変化に対応できない事業者は
即刻淘汰、退場を余儀なくされるのが
ネット業界の厳しさ、業界の掟だ。
 「はまぞう」も社内で「スマートフォンファースト」を掲げ、
常にスマホ上でどう見えるかを最優先に
サービスを再設計し直した。
スマホ対応はギリギリ成功し、
一番良い時には月間1千5百万ページビューを超えるようになった。
地域密着サイトとしては成功した部類の一つであっただろう。
mo*ca」さんはじめ、
良質なコンテンツ (文章と写真) で
多くのアクセスを集める人気ブロガーもたくさん登場した。

しかし、ネットの世界は諸行無常で、あまりに世知辛い。
アメリカからツイッター、フェイスブックが入って来ると、
ネットユーザーの皆さんの心はどんどんそっちにシフトした。

僕たちは「メイド・イン・ジャパン」の国産プラットフォームとして
データやコンテンツを日本企業、地域企業が持つことの
意味、意義を地元自治体など、精一杯喧伝して歩いたが、
力不足だった。
それでいて、僕たちも「はまぞう」をそれ以上に
進化させられなかった。
「ゴジェック」とか「グラブ」のような
地域密着のスーパーアプリに出来切れなかった。

時代は変遷し、
ネット世界は今「Web3」と「メタバース」の時代に突入した。
最近の10年でネット世界はGAFAMなどの
メガテックによる寡占化が遥かに進んでしまった。
それに対する反抗が「Web3」の概念だ。
ブロックチェーン技術を用いた全く新しいウェブの世界だ。
データは個人自らが安全に「トークン」で管理し、
ウェブはより自律的、民主的、参加型になってゆくのだ。


ちなみに
1回目から 3回目までも
ここに再録しますね。


■ 1回目 (2022年 3月27日付)
「インターネット過去未来」、今日で終了!@中日新聞コラム「静岡発こう読む」 (通算81回目)

■ 2回目 (2022年 5月22日付)
「インターネット過去未来」、今日で終了!@中日新聞コラム「静岡発こう読む」 (通算81回目)

■ 3回目 (2022年 6月19日付)
「インターネット過去未来」、今日で終了!@中日新聞コラム「静岡発こう読む」 (通算81回目)





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