第27回 国際交流会議「アジアの未来」 3年ぶりに「リアル開催」。刺激的な「Day1」、僕が一番学んだこと。
2022年05月26日
22:36
|
This is ASIA
日本経済新聞社主催
「アジアの未来 THE FUTURE OF ASIA」が
本日から 2日間、行われました。
3年前に初めて参加しましたが、
アジアの政治経済の今を知り、
アジアビジネスの未来のヒントを掴むために
とっても充実した示唆を得られた「カンファレンス」でした。
2年間、「パンデミック」で
「リアル開催」は行われませんでしたが、
今年ようやく「3年ぶり」に「リアル開催」されました。
アジアから
たくさんの要人、VIPが
ここ東京に集まり、
彼ら、彼女たちのスピーチを聴くことができます。
シンガポールの
リー・シェンロン首相はじめ、

マレーシアの
ヤーコブ首相
タイの
プラヨット首相など...
とっても熱い時間でした。
東南アジアのアントレプレナー (起業家) や投資家も...

スピーチを聴いていると
今のアジア政治、経済について
「知の探索」 (Exploration) と
「知の深化」 (Exploitation) が進みます。
様々な示唆に富んでいます。
その中でも敢えて、
一番印象的だったコメントは
アピナン・ポーサヤーナン氏
(バンコク・アート・ビエンナーレ 最高責任者・芸術監督)
の言葉です。

(スクリーンに映っている方がポーサヤーナン氏)
よくアジアに出張する日本人ビジネスマンは
「(例えば) タイは親日国ですよね。」
「ベトナムは親日国ですよね。」
「インドネシアは親日国ですよね。」
という言葉をよく言います。
「だから何ですかー」というのが
今の現実なのに
日本人は今でも自分たちがとても好かれていると思い込んでいる。
これ、とっても古臭くて
実際はそうでありません。
もはや他国 (例えば、韓国や中国) のプレゼンス (存在感) が強くなっていて
アジアの国々にとって
「日本」だけが好かれている、
だなんてことは全くありません。
「あそこは『親日国』だよね。」って表現、
もう言わないほうが良いと思います。
とっても時代遅れです。
あと!
「Made in Japan」だから
やっぱ「日本製」はいいでしょ。って言う、この言葉。
これももはやNGです!
ポーサヤーナンさんは
はっきりこう、おっしゃっいました。
「今や、日本よりも韓国のほうが人気があります。
実際にタイへの投資額にも年々変化が出ています。」と。
「日本人が思う以上に
もはや他の国のほうが魅力的なことも、あります。」
「日本人は今でも
以前のように
『自分たちが一番』とか
『日本製はいいでしょ』って思っているようだけど、
その日本人中心の見方を止めるべきだ。」と。
以前 (30年前?) の幻想、国際感覚を持ったまま
世界に出かけるのはもう止めよう。
これ以上
「ゆでガエル」にならないために、
日本は
過信を捨て、謙虚に
アジア諸国と向き合う必要があると思う。
明日は「Day2」。
「知の探索」 (Exploration) と
「知の深化」 (Exploitation) をするために
僕たちは生きています。
明日も様々な経営ヒントを掴みたいと思います。
「アジアの未来 THE FUTURE OF ASIA」が
本日から 2日間、行われました。
3年前に初めて参加しましたが、
アジアの政治経済の今を知り、
アジアビジネスの未来のヒントを掴むために
とっても充実した示唆を得られた「カンファレンス」でした。
2年間、「パンデミック」で
「リアル開催」は行われませんでしたが、
今年ようやく「3年ぶり」に「リアル開催」されました。
アジアから
たくさんの要人、VIPが
ここ東京に集まり、
彼ら、彼女たちのスピーチを聴くことができます。
シンガポールの
リー・シェンロン首相はじめ、

マレーシアの
ヤーコブ首相
タイの
プラヨット首相など...
とっても熱い時間でした。
東南アジアのアントレプレナー (起業家) や投資家も...

スピーチを聴いていると
今のアジア政治、経済について
「知の探索」 (Exploration) と
「知の深化」 (Exploitation) が進みます。
様々な示唆に富んでいます。
その中でも敢えて、
一番印象的だったコメントは
アピナン・ポーサヤーナン氏
(バンコク・アート・ビエンナーレ 最高責任者・芸術監督)
の言葉です。

(スクリーンに映っている方がポーサヤーナン氏)
よくアジアに出張する日本人ビジネスマンは
「(例えば) タイは親日国ですよね。」
「ベトナムは親日国ですよね。」
「インドネシアは親日国ですよね。」
という言葉をよく言います。
「だから何ですかー」というのが
今の現実なのに
日本人は今でも自分たちがとても好かれていると思い込んでいる。
これ、とっても古臭くて
実際はそうでありません。
もはや他国 (例えば、韓国や中国) のプレゼンス (存在感) が強くなっていて
アジアの国々にとって
「日本」だけが好かれている、
だなんてことは全くありません。
「あそこは『親日国』だよね。」って表現、
もう言わないほうが良いと思います。
とっても時代遅れです。
あと!
「Made in Japan」だから
やっぱ「日本製」はいいでしょ。って言う、この言葉。
これももはやNGです!
ポーサヤーナンさんは
はっきりこう、おっしゃっいました。
「今や、日本よりも韓国のほうが人気があります。
実際にタイへの投資額にも年々変化が出ています。」と。
「日本人が思う以上に
もはや他の国のほうが魅力的なことも、あります。」
「日本人は今でも
以前のように
『自分たちが一番』とか
『日本製はいいでしょ』って思っているようだけど、
その日本人中心の見方を止めるべきだ。」と。
以前 (30年前?) の幻想、国際感覚を持ったまま
世界に出かけるのはもう止めよう。
これ以上
「ゆでガエル」にならないために、
日本は
過信を捨て、謙虚に
アジア諸国と向き合う必要があると思う。
明日は「Day2」。
「知の探索」 (Exploration) と
「知の深化」 (Exploitation) をするために
僕たちは生きています。
明日も様々な経営ヒントを掴みたいと思います。