「さようなら、ニューノーマル」@今年最後の中日新聞コラム「静岡発こう読む」

今朝の中日新聞に
コラム「静岡発こう読む」を
寄稿させていただきました。

今年最後のコラムです。

「さようなら、ニューノーマル」@今年最後の中日新聞コラム「静岡発こう読む」
(※本画像の掲載に当たり、著作権者である中日新聞社様の許可をいただいています)

タイトルは
「さようなら、ニューノーマル」

今年は
Covid-19 のパンデミックに
世界中の誰もが苦悩した、歴史的な 1年でした。

コラムを書くにも
なかなか大変な、苦労した 1年でした。

「世界中」が
このウイルスに
過剰反応し過ぎてしまったように思います。

「ニューノーマル」という言葉は
嫌いですね。

一日も早く
僕たちは
前の生活、暮らしを
取り返さないといけなのではと思います。


5年間続いたこのコラム、
来年から 6年目に突入します!


中日新聞読者の皆さまに
「深い示唆と気づき」をご提供できるよう
書き続けてゆきます。

2021年も
どうぞご笑読のほどお願いいたします。


誰もが経験したことのない、最悪の 1年が間もなく終わろうとしている。

今年は新型コロナウイルスによるパンデミックの年として
人類の歴史に刻まれる一年になった。

喜んだのはGAFAM (グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)
くらいのもので、
世界中の多くの人にとって本当に辛い一年であった。

日本政府は最初から今日までうまく対応していないが、
残念ながらこれは日本政府だけの話しではない。

台湾、ベトナムなど、一部の国の政府を除けば、
世界中ほぼ全ての国の政府が、
その対応について大失敗を重ね続けたと言って良い。

世界中至るところで、
ロックダウンという都市封鎖や国境封鎖が行われた。

人の往来も、モノの貿易も止まり、
僕たちの経済はリセットされ、止まった。

世界中多くの方たちがため息と悲嘆にくれ続けた。

僕も経営をしていてこんなにわからないことはなかった。

もう先が全く見えないのだ。

すぐに思ったことは、
一経営者として何としても社員の雇用を守らなくてはいけない、
社員の給料を減らしてはならない、ということだった。

解決方法はもはやこれしかなかった。
シンプルに死に物狂いでやたら仕事をした。
そしていつも以上に仕事のスピードを上げた。
すぐに地元の銀行のお世話になり、
会社を潰さないようたくさんの借金もさせてもらった。
持続化給付金はもらわずに済んだ。

企業経営をする上で、
経営理論は大事だが、
現実的に経営は理論だけでは済まない。

1円たりともやれることをやり続けた結果、
神様は僕を見捨てず、増収を確保し、
コロナ禍の中、前期も何とか黒字決算で終わることができた。

インドネシア・バンドンの現地法人の社員たちの雇用をも守り、
給料アップもできたのがささやかな僕の誇りだ。

ただ、まだ厄介なことが一つある。
パンデミックは依然として収束する気配がないのだ。

そして、世界の賢者たちが口を揃えてこう言う。
「もう前の時代には戻らない。」

むむっ。
ほんとそうだろうか?
僕は決してそうは思わない。

「新しい生活様式」は最悪だ。
人間らしさのかけらもない。

早く前の時代に戻るよう、
世界中の皆で力を合わせるしかないのだ。

2021年は世界が笑顔とハピネスに包まれますように。
皆さま、良いお年をお迎えください。



同じカテゴリー(中日新聞「静岡発こう読む」)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
「さようなら、ニューノーマル」@今年最後の中日新聞コラム「静岡発こう読む」
    コメント(0)