韓国の名作「タクシー運転手」に涙@浜松ミニシアター「シネマイーラ」
「ハリウッド」映画も悪くないが、
「ハリウッド」だけが映画じゃありません。
特に、「映画」は世界中で制作され、上映されています。
各国の映画を通じて
「その国」の歴史や文化、アイデンティティーを知れることができます。
そして
そのような「知られざる名作」は
通常、「ミニシアター」で上映されています。
浜松で
唯一のミニシアターといえば
「シネマイーラ」ですね。
URL http://cinemae-ra.jp/
今、人気の韓国映画
『タクシー運転手 約束は海を越えて』を
観ました。

URL http://klockworx-asia.com/taxi-driver/
僕はまだまだ無知だと思った。
というか
日本人で一体どれだけの人が
この「光州事件」のことを知っているだろう?
1980年当時、
韓国はまだ軍事独裁政権下だった。
「自分たちの大統領は
民主的な選挙により自分たちで決めたい。」
当時の若者たちは
まずはそれを望み、
それを声に出しただけだった。
今の若者には
理解し難いかもしれないが、
当時はまだ「東西冷戦」真っ盛りの頃で、
ソ連中心の「東」 (共産主義陣営、赤) と、
アメリカ中心の「西」 (資本主義陣営) 両者が
ほぼ分断されていて、
経済交流も、人的交流もなければ、
そもそもお互いの情報自体がほとんど正しく入って来ない時代だった。
韓国も同様、
軍事独裁政権下で
少しでも「国の民主化」のために意見をすれば
「共産主義者だ」、「アカだ」、「反体制だ」と、
糾弾され、ボコボコにされる、という暴力的な時代でした。
「民主化」を手にしたい国民、(光州) 市民が
「国」に対し向き合った蜂起活動が
この「光州事件」だったのです。
そして
これが 1987年の「6月民主化抗争」につながり、
光州出身、李韓烈 (イ・ハンニョル) さんが催涙弾に撃たれたのを通じて、
デモは韓国全土に広がりました。
やがて、韓国の「独裁政権」にピリオドが打たれ、
国民は「民主化」を手にしたのです。
「6・29 民主化宣言」。
「大統領の直接選挙」
「言論の自由」が
この時にようやく実現したのです。
つい最近 1987年の話しです。
もはや
外国の方たちとコミュニケーションするのは
「茶飯事」な時代です。
僕たちは
もっともっと相手の国のこと (文化、歴史、アイデンティティ) を
よく理解する努力が必要です。
「韓国の現代史」を知るためにも
この映画はぜひ観てほしいと思います。
(映画は 7/27 (金) まで。)
その時に
NHK のこの番組も一緒に観ておくと良いですよ。
『アナザーストーリーズ 「その時、市民は軍と闘った~韓国の夜明け 光州事件」 』
URL http://www4.nhk.or.jp/anotherstories/x/2018-06-12/10/30208/1453095/
ほんとに勉強になります。
「ハリウッド」だけが映画じゃありません。
特に、「映画」は世界中で制作され、上映されています。
各国の映画を通じて
「その国」の歴史や文化、アイデンティティーを知れることができます。
そして
そのような「知られざる名作」は
通常、「ミニシアター」で上映されています。
浜松で
唯一のミニシアターといえば
「シネマイーラ」ですね。
URL http://cinemae-ra.jp/
今、人気の韓国映画
『タクシー運転手 約束は海を越えて』を
観ました。

URL http://klockworx-asia.com/taxi-driver/
僕はまだまだ無知だと思った。
というか
日本人で一体どれだけの人が
この「光州事件」のことを知っているだろう?
1980年当時、
韓国はまだ軍事独裁政権下だった。
「自分たちの大統領は
民主的な選挙により自分たちで決めたい。」
当時の若者たちは
まずはそれを望み、
それを声に出しただけだった。
今の若者には
理解し難いかもしれないが、
当時はまだ「東西冷戦」真っ盛りの頃で、
ソ連中心の「東」 (共産主義陣営、赤) と、
アメリカ中心の「西」 (資本主義陣営) 両者が
ほぼ分断されていて、
経済交流も、人的交流もなければ、
そもそもお互いの情報自体がほとんど正しく入って来ない時代だった。
韓国も同様、
軍事独裁政権下で
少しでも「国の民主化」のために意見をすれば
「共産主義者だ」、「アカだ」、「反体制だ」と、
糾弾され、ボコボコにされる、という暴力的な時代でした。
「民主化」を手にしたい国民、(光州) 市民が
「国」に対し向き合った蜂起活動が
この「光州事件」だったのです。
そして
これが 1987年の「6月民主化抗争」につながり、
光州出身、李韓烈 (イ・ハンニョル) さんが催涙弾に撃たれたのを通じて、
デモは韓国全土に広がりました。
やがて、韓国の「独裁政権」にピリオドが打たれ、
国民は「民主化」を手にしたのです。
「6・29 民主化宣言」。
「大統領の直接選挙」
「言論の自由」が
この時にようやく実現したのです。
つい最近 1987年の話しです。
もはや
外国の方たちとコミュニケーションするのは
「茶飯事」な時代です。
僕たちは
もっともっと相手の国のこと (文化、歴史、アイデンティティ) を
よく理解する努力が必要です。
「韓国の現代史」を知るためにも
この映画はぜひ観てほしいと思います。
(映画は 7/27 (金) まで。)
その時に
NHK のこの番組も一緒に観ておくと良いですよ。
『アナザーストーリーズ 「その時、市民は軍と闘った~韓国の夜明け 光州事件」 』
URL http://www4.nhk.or.jp/anotherstories/x/2018-06-12/10/30208/1453095/
ほんとに勉強になります。