「ニッポン旅館」は負けない。

2011年09月09日 22:43 | 浜松・地域活性

昨日、15年ぶりの懐かしい再会がありました。ちょき

「ニッポン旅館」は負けない。

当時、僕は大学出たての若手営業マンとして、長野県の旅館を営業していました。
旅館の集客・販売促進のご提案が仕事でした。

素敵なパンフレットを作ったり、
忘新年会の企画を提案したり、
夏のファミリープランの提案したり、
松茸の企画を提案したり・・・。
時代の動きを睨みながら、今年はこんなん流行るやろ、といろいろ長野の旅館の
皆さんとやりました。

当時、お世話になったその一人が、今回会った、斎藤ホテルの宗治さんです。人差し指

「ニッポン旅館」は負けない。
*写真、一番右の方がムネハルさんです。

鹿教湯(かけゆ)温泉」は長野県松本市の東、上田市にある、山あいの温泉地。
泉質が良く、体にいい温泉で全国的にも有名です。

いわゆる「よく効く温泉」なんです。ニコニコ

当時、駆け出しの「営業マン」だった自分は、この温泉地の旅館の主人(あるじ)たちと、日々、どうしたら「お客さん」を呼べるか、いい温泉地になれるか、意見交換し、いろいろと取り組みをしていました。

結構、夜遅くまで、「議論」しましたよ。わーん

当時、鹿教湯の旅館の主たちで、自分を知らない人はいなかったと思います。ガーン

「旅館業界」の日々の変化が大きかったから、みんなで情報交換、意見交換をしたんだと思います。
三人寄れば文殊の知恵 」ってわけですね。

当時も、日本の「旅行スタイル」が大きく変わりつつある途中でした。

それまで、日本の「温泉地」は高度経済成長の下、団体旅行や、企業(法人)旅行に支えられていました。
バブル崩壊後、そのような需要は激減し、「旅行」は「個人旅行」が主になって行きました。
求められるのは「癒し」「温泉地らしい雰囲気」です。
「熱海」や「別府」から、「湯布院」「黒川」などに主役が交代しました。

「個人客」はもっと気軽に旅館に行きたい、けど、旅館の価格は決して安くありません、
ならば、それまでの「サービス」を見直し、「リーズナブル」を訴求する旅館 (Bed & Breakfast など) も出てきました。

一方、リクルートの「じゃらん」などの情報雑誌も充実し、
「旅行会社」でなく、直接「旅館」に申し込むお客さんも増えてきました。

2000年になると、インターネットの普及に伴い、ネットで「宿」を見つけ、ネットで予約する時代になりました。
当時「旅の窓口」(現「楽天トラベル」) が一番有名でしたね。

そして、2005年になると、「ブログ」や twitter の普及で、泊まった個人が簡単に自由に情報発信できる、そんな時代になりました。
いわゆる「レビュー」という評価情報が、「生命線」になって来た時代です。
旅館は自分の「宿」がどう評価されているか、気にしなくてはならない厳しい時代に突入したのです。

「レビュー」に眼をつむる者は、現在(いま) に対しても盲目になる
(有名なワイツゼッカー氏の言葉をもじって)
というわけです。

一方で、社会はグル―バル化がどんどん進み、国内の温泉地だけと戦う時代は終わりました。
完全に「競争相手」が変わったのです。
もはや海外旅行も日本旅館の「競争相手」なのです。
逆に、中国や韓国など、アジアを中心に海外から泊まりに来るお客さんも増えた時代です。

こうしてみると、「旅館業界」を取り巻く環境は
ここ15年だけでこんなにも様変わりしているのです。びっくり
まさに「すごいダイナミックな経営環境の変化」です。

昨日、宗治さんとは
「ネット業界はスピード、スピード、スピードで大変だね」
と僕らのネット業界のことを話ししていましたが、

実は、
旅館業界も同様に
「スピード、スピード、スピードで大変」
なんだと改めて思いました。

業界を問わず、本当に厳しい経営の時代が続きます。ひみつ
「企業」は「環境適応業」とはよく言ったものですが、
こういうスピード感覚を持って、戦っていかなくては勝てないんだろうなと思います。

「地域ブログ」で地元の観光活性化に役に立ちたいなと思っています。

既に「イーラ・パーク」さん、「ひだっちブログ」さん、既に、旅館業界活性に、この「地域ブログポータル」を役立てようとご努力されている先輩地域があります。

当時、約 4年ちょっと、「旅館業界」の皆さまにお世話になった一人として、
私も「旅館」「観光活性」のために微力ながら力になれたら、と思っています。

今、僕らがやっている「地域ブログプラットフォーム」ができることがあるはず。おまわりさん

僕は「長野」は本当に好きなところです。
「長野」の魅力を語り出したら、何時間あっても足りないですね。あはは
1年中、いいところなんですよ~。

「長野」は「観光立県」です。
ナガブロ」さんとも一緒にぜひ「観光活性」のためのプロジェクトができるといいな、と願っています。
草間さん、今度、鹿教湯で、打合せ、しましょうね。注目

「ニッポン旅館」は負けない。


同じカテゴリー(浜松・地域活性)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
「ニッポン旅館」は負けない。
    コメント(0)