コロナ後、行って来た香港。「日本円」は本当に弱くなった、日本人はこんなにも貧しくなったのか...

トッティ

2023年09月02日 23:35

コロナ後、久しぶりに行った香港では
「日本円の今の実力」を
まざまざと知ることになった。


「日本円」ってもはやこんなにも力がなくて、こんなにも安くなってしまったんだと...


まずは
今の香港の「物価」を見てほしい。

今の為替で
「1HKD (香港ドル)=(香港現地で両替すると) 約20円」
です。


見てください。


駅の売店で売っている「おにぎり」
18~21HKD

1個 360~420円!




コンビニで売っているポカリスエット



18HKD!

つまり日本円 360円!


同じくコンビニで売っているサンドイッチ



なんと

30HKD!

サンドイッチが
600円だ。


マカオの
スターバックスでは
「Nitro Cold Brew」の「グランデ」

61マカオ・パタカ (マカオ・パカタ、香港ドルはほぼ同じレートである)。



つまり
1,200円。


「モスバーガー」
比較なら
もっと分かり良いですね。



「カケル20」が「日本円」です。

「ホットドッグ」は
500円
です。


最近、「インバウンド観光客が再開している」が、
香港の方たちにとっては
日本など
「爆安の国」
なのである。


現地の価格と比べたら
「ただ」みたいなものではないだろうか。



つい最近、
地元の杏林堂薬局でも
「龍角散」の「のど飴」の在庫がゼロになり、
「なんでだろう?」と思ったが
「現地」を歩けば納得する。


それぞれの現地ではこんな値段で売っているのだ。


香港では



「22ドル」「29ドル」

つまり
「440円」「580円」だ。


マカオでは



「30ドル」
「600円」だ。


日本がどれだけ「安い国」になってしまったかは
毎年海外に出てみて
両替して
現地で買い物をしてみないとわからない。



実際に
香港の街を今歩いてみよう。


「僕らはこんなに貧しくなってしまったんだ」と
強く実感できる。



今、日本国内の本屋に行っても
「香港に行こう」って本は
ほとんど並んでいない。


今、香港に行くと
日本人は
「惨めさ」だけを感じるからじゃないか。



そしてそれは
香港だけではない。


バンコクでも同様だ。


「日本円」は確実に弱くなっていて
年々、僕らは貧しさを感じるようになっている。



貧しい日本人にはもはや買ってももらえないので
中国、香港、台湾、韓国の方中心に、
最近では東南アジアの方たちに
日本に旅に来てもらって消費してもらわないと
日本の経済がもはや回らなくなっている。



これだけ
「円の実力」が下がると
結果、「インバウンド」に
日本経済も依存するしか道はないのである。



また、
「輸出」で何とか日本の経済をごまかしている。


日本産業の最後の砦、自動車産業には
「輸出」と「円安」で稼ぐしかないのである。



日本の経済力やら国際競争力やら
日本円の実力が下がり続けた結果、
日本政府も
もはや「円安」の延長で都合の良い
「輸出」と「インバウンド」に舵を切るしかできない現状になっている。



本当はエコノミスト・野口先生
意見、論調がもっと尊重されるべきなのに
日本のテレビメディアなどには
全然出てこないし、
ほとんどの日本人は知らないのではないか。








30年間、「物価」も上がっていない、

「給料も上がらない」ので
「物価を上げる」こともできない。

こんな国は
「激レア」だ。

「安さ」に慣れてしまい、
高く売ることに
日本人全員が自信と勇気を持てずにいる。

他国から見たら
単純にこんな安い国は他にないのです。

だからたくさん外国人が来るのです。


ちょっと落ち着けば
またたくさんの中国人は
すぐに押し寄せるようになります。

なぜなら
本当にいいものがメチャ安い国だから。

現状、
日本政府は
「輸出」と
「インバウンド」のみで
これからも日本経済の成長をごまかして見せ
国民を欺き続けるのだろう。



「円の実力、53年ぶり低水準 家計負担は20万円増」 (2023年8月29日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB290LT0Z20C23A8000000/

「32年ぶり150円台 国力低下、人材・資本の日本離れも」 (2022年10月20日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB187OH0Y2A011C2000000/






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