バンコクのスーパーで見つけた、オーストラリア産 WAGYU (和牛)!

2014年03月08日 23:53

バンコクのスーパー (Terminal 21) の「肉売り場」にて。

バンコクのスーパーで見つけた、オーストラリア産 WAGYU (和牛)!

おや!

「Wagyu」だ!
バンコクのスーパーで見つけた、オーストラリア産 WAGYU (和牛)!

あっ。

でも、よく見てみるとおかしくない?

これ??

そう、なんと!

「豪州産和牛」って書かれています。
そうなんです、

これが、噂の「Australian Wagyu」なんです。

「日本の和牛」のはずが、

見事に、「ブランディング」、完全にパクられてしまっていますね。

そう、

日本が

「松阪牛」とか、「神戸ビーフ」とか、「近江牛」とか、「前沢牛」とか、

地域ごとに、「牛」のブランディング、一生懸命やって来ましたが、
バンコクのスーパーで見つけた、オーストラリア産 WAGYU (和牛)!

オーストラリア人のほうが全然、「したたか」だったのです。

『「WAGYU」に「日本産」、「オーストラリア産」もないよー』

って言い切る彼ら。

オーストラリアで

「Mr. WAGYU」 と言えば、

この人、David Blackmore (デービッド・ブラックモア) 氏。


「Australian WAGYU」は

20年前、この種牛「道福 (MICHIFUKU)」 がそのルーツです。
バンコクのスーパーで見つけた、オーストラリア産 WAGYU (和牛)!

そして、

彼らは、「WAGYU」を世界ブランドにするために、

「オーストラリアWAGYU協会」
(the Australian Wagyu Association (AWA) ) を作り、
URL http://wagyu.org.au/

「WAGYU」に「独自証明書」を発行し、

日本の「和牛」と違う独自のブランドを作り上げていったのです。

要は、ニッポンの「和牛」はあまりに高いので、

その下のポジション、価格帯を狙った独自ブランド
なのです。

そして、

「Australian WAGYU」の遺伝子は、

既に世界 18ヶ国を席巻しています。

ブラックモア氏も、協会も、実にしたたかで、

日本は、完全に足元をすくわれてしまっています。

日本もようやく、

「WAGYU」(日本産和牛) を世界に広めようと、

農水省が、2007年に専用サイトを作り、
URL http://www.maff.go.jp/e/export/wagyu/

YouTube に動画も用意しました。


実は、

中央畜産会がすごくいい「動画」を作っているのに、

ウェブプロモーションがとことん「下手」ですね。

こんなサイトで えーん
URL http://jlia.lin.gr.jp/wagyu/

せっかく、すごくいい動画を持っているのに、

YouTubeにアップロードしていない。

こんな重たいビデオファイルをダウンロードさせるなんて、

どうしようもない「発信の仕方」です。

(ぜひお手伝いさせてほしい。笑)

農林水産省も、

中央畜産会も、

業界も、行政も、

「ALL JAPAN」で、一致団結して

もっとうまくやらないと、

せっかくいい「JAPAN ブランド」も

他にパクられて負けちゃって良し、
ですよ。

この「WAGYU」の事例は、その「教訓」だと思います。


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