ネット上での「流出」の恐怖。

2006年08月07日 12:00 | 個人情報保護

みなさん、こんにちは、佐野です。

富山県高岡市に住む精神疾患の患者約1,500名の個人情報が、Winnyを介して、インターネット上に流出しました。

Pマークを取得している委託先からの流出です。
とてもセンシティブな情報ですね。

2002年度に高岡市で医療費の助成申請を行った患者の情報のようで、
病名、氏名、住所、生年月日、通院先などが含まれていました。

件数は約1,500人です。

8月3日付、高岡市のホームページ上で、このような「お詫び文」が掲載されました。

http://www.city.takaoka.toyama.jp/owabi.pdf

インターネット上に流出したデータを回収するのは限りなく「不可能」と言われる中、
「データの消去」など本当にできるのでしょうか。

どうやら流出元となった委託先の「インテック」(Pマーク取得事業者)が、
データ削除のお願いを、複数のプロバイダーに要請したようですが、
「完全回収」は限りなく「不可能」なことでしょう。

ネット上に流出、というのは、そういった点(一度、出てしまうと回収はできない)において、
とても恐ろしいわけで、インターネット社会の脅威のひとつなのです。

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