日経フォーラム 第25回 世界経営者会議 2023 1日め。@東京・帝国ホテル

トッティ

2023年11月08日 01:53

今日は
東京・帝国ホテルで
日経フォーラム 第25回 世界経営者会議
参加しています。


世界の最前線、一流経営者の「Suggestion」から
様々な学び・知見を得られる 2日間です。


「経営」には
必ずや、「やり方」「法則」「王道」があるのです。



私の「学び」もまた
永遠に続くのです。



モルガン・スタンレーの
James P. Gorman 会長&CEOからは
(1) 自社のビジネスモデルを変革し続ける必要性、
(2) 成長・発展には強力な企業文化が必要であること、
(3) 自分一人では経営はできないので、強力なチームが必要だ、

とアドバイスをもらいました。


ずっと低成長が続く「日本」に対しては
(1) 移民の受け入れが進まないこと
(2) 人口増加率が下がっていれことを指摘した上で
(1) 人口をもっと増やすか、
(2) 増えないなら「移民を受け入れるべきだ」

提言してくれました。


タイの工業団地のディベロッパー開発を中心に事業展開する
WHAグループのグループCEO
Jareeporn Jarukornsakul 氏
お話しもとても印象的でした。




女性社長なのですが、
タイに限らず、東南アジアでは
女性経営者がたくさん活躍されています。





話す英語も
めちゃくちゃ早くて
少し驚きました (笑)


「工業団地」を中心に
「ロジスティクス」事業などやって来られたのですが、
ここ最近、
「インフラの会社」から「テクノロジーの会社」に舵を切っている
んだそうです。




この辺の
時代を睨んだ変革力はさすがですね。


あと、Jareepornさん、
「日本の本丸」である自動車産業に関して
大事なこんな情報もおっしゃってました。


世界で一番EVを作っているメーカー、あの「BYD」が
2024年からタイ現地で生産を開始するのですが、
https://jp.reuters.com/article/thailand-autos-idJPKBN2Q90FA
このラヨーン県の工場用地の契約をしたのが
WHAさんなのです。

BYD
ここで年間15万台の製造をするのだそうです。


タイ国政府は
(東南アジアの)「EVハブ」になるべく、
もはや「国策」として
「EVシフト」に大きく舵を切っています。


つい最近も「EV 3.5」を発表、
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/11/6edb4bd86086e0cd.html
「EV」を買う購入者に
政府からの補助金支給に始まり、
国内の充電ステーションの整備、
EVバッテリーのリサイクルと再利用など、
「EVエコシステムの構築」を進めているのですが、
このパッケージに参画するメーカー、
聞こえてくるのは
BYD、長安汽車 (Changan Auto)、
吉利 (Geely)、長城汽車 (Great Wall Motors)、
上海汽車 (SAIC Motor)、奇瑞汽車 (Chery Auto)...
と、
中国メーカーばかり。
日本メーカーは参画してないようで...


Jareepornさんは
最後に
「日本企業は好きよ」
リップサービスくれましたが、
東南アジアの女性は実にしたたかですので、(笑)
今一度、日本の自動車メーカーの「投資」「コミットメント」が必要だと思います。


あと、
「生成AIに関するクロストーク」
大変参考になりました。


東大発国産生成AIを取り扱う、
イライザの曽根岡CEO。




「Chat GTP」が出て一番、ショックだったのは
同業の自分たちだった、というお一言は実に印象的。

でも
「マイナビ」さん向けにこんな開発もされたようで
これはぜひ一度試してみたいところです。




エクスウィザーズの石原さんの
「生成AI 企業の利活用状況」のアンケート結果の発表も
興味深い内容でした。






「生成AI」は
この 1年間で一気に各社の「職場」に入って来ました。

「生成AI」を
導入するか、しないかの議論はもはや終わり、
今や
「生成AI」を使って、何をするか、どう利活用するか、
フェーズに入った、
とおっしゃっていました。

お二人のクロストークは
他にも興味シンシンなものが多かったです。


KPMGジャパンの山田共同チェアマンも
おっしゃっていました。

「生成AI」を「使うリスク」よりも
「使わないリスク」のほうが大きい。


2024年は
AIを使いこなせる会社と
そうでない会社とで
業績 (パフォーマンス) において大きな「差」になるだろう。





明日も学ばせていただきます。






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