今朝の
中日新聞に
コラム
「静岡発こう読む」を寄稿いたしました。
(※本画像の掲載に当たり、中日新聞社様の許可をいただいています)
具体的な細かな目標も
悪いとは言わないが、
生きて行く上では
それを包括する、全体的なミッション、パーパス (目的) が
個人も、企業も、みな必要だ。
去年からの「コロナ禍」は
それまでの企業経営の考え方を根本的に覆したと思う。
一時期、会社への出社は許されず、みんな自宅で仕事をした。
もはや「オフィスは不要だ」とか、
「オフィスの在り方」自体が問われたりした。
様々なビジネスの自粛や店舗の休業も求められた。
「密」を生んではいけない、という。
消費者は外出を控えた。
企業も、
店舗集客やイベント開催を積極的に行えなかった。
こう考えた経営者は多かったと思う。
「果たして自社は社会に本当に必要とされているのだろうか。
何のために存在しているんだ?
そして、自分は経営者として一体
どこでどんな社会貢献ができているのだろう。」
「私たちはなぜ存在するのか」という問いに
答えてゆく経営が「パーパス経営」だ。
この問いに答えられない企業は
今後生き残ってゆくことはできないだろう、というわけだ。
パーパスは事業目標とか数字ではない。
全社員が共有するより本質的、根源的な概念だ。
いかなる企業も
企業の大小にかかわらず、
パーパス、ミッション、バリューが
成文化されていなければならない。
かくいう弊社も
まだしっかりしたものが出来ていなかった。
「コロナ禍」の中、考え続けた弊社のパーパスを
しっかり文章に起こし、ちゃんと公表し、
社内全体で共有してゆくようにします。