「経営戦略脳」を高める。
「経営」は、
「戦略」と「実行」の両面が大事です。
本当に、そのバランスが大事で、
両者、不可欠だと思います。
今日、静岡で (静銀さん主催)
「
異業種競争戦略」の
内田和成さんの講演を聴くことができました。
今日は「ジャパネットたかた」をケーススタディにしながら、
同社の「経営戦略」を参加者全員で「分析」してみました。
なかなか興味深い「課題設定」です。
これが「配布された新聞記事」です。
「戦略」の考え方はいろんなアプローチの手法がありますが、
内田さんが今日、提示された手法は
「3C分析」です。
「良い戦略」とは、
この
「3C」の視点で、よく把握、分析がされていて、
さらに、この「3C」の整合性、バランスが取れています。
Customer =顧客は誰か?
Competitor =競争相手は誰か?
Company =自社の経営資源は何か?
中でも、「競争相手」は今の時代、日々、早いスピードで進化しているので、
細心の注意が必要ですね。
「ジャパネットたかた」の狙っている顧客層を掴むのに、
内田さんは、有名な「ロジャース」の「普及理論」のチャートを基に、
わかりやすく説明してくれました。
これ、よく見たことのある「チャート」ですね。
イノベーター(Innovators
=革新者、革新的採用者、市場全体の2.5%)
アーリー・アダプター(Early Adopters
=初期採用者、初期少数採用者、あるいは、オピニオンリーダー、
市場全体の13.5%)
アーリー・マジョリティ(Early Majority
=初期多数採用者、市場全体の34.0%)
レイト・マジョリティ(Late Majority
=後期多数採用者、あるいは、followers フォロワーズ 追随者、
市場全体の34.0%)
ラガード(Laggards
=採用遅滞者、あるいは、伝統主義者、市場全体の16.0%)
どの商品もこの「普及曲線」のいずれかの「段階」にあるのですが、
ジャパネットさんが扱う商品は主に、
「
レイト・マジョリティ」の顧客を狙っています。
「競争相手」と「戦略」に大差がない時、
「競争相手」とどこで「差」が生まれるか?
内田さん曰く、
「それは
実行 (オペレーション) だ」と。
「戦略脳」はどんどん鍛え、
お客様への提案活動、
自社の経営活動に活かしてゆかなくてはいけません。
こちら、ぜひ内田さんの著作もどうぞ。
読んでみてください。
「競争相手を知る」ための手法がわかるようになります。
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