日本人の誰も知らない「北京モーターショー」、これからのクルマ業界、「勝者」は誰?

2018年05月04日 04:33 | 中国 | EVシフト

北京のモーターショーに行って来ました。

正直、とっても疲れました...。

見るブース数も、その展示内容も
あまりにハンパない...


まず端的に感じたことは...

世界のクルマ産業は
とんでもないことになっていると
再認識しました。



10年後に
この市場の
「プレイヤー」は
完全に一新 (つまり、一掃) されるのかもしれない、と思いました。



中国の方たちは
「未来」と「世界」を見据えることに関し、
日本人、日本の企業よりも
本当によっぽど野心的です!



今日、最もインパクトを感じたブース。
結構あったのですが、
「BEST3」を敢えて挙げるならこの 3つです。


1位
香港拠点の
『Hybrid Kinetic Group / 正道集団』

URL http://www.hkmotors.com/en/

『HK GT』
日本人の誰も知らない「北京モーターショー」、これからのクルマ業界、「勝者」は誰?

『H500』
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イタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナと業務提携し、
作ったこのクルマは 2つとも EVだ。


2位
上海のEVベンチャー
『NEXT EV / 蔚来汽車』 (ブランド名は『NIO』)

URL https://www.nio.com/

世界一速いEVスポーツカー『EP9』
日本人の誰も知らない「北京モーターショー」、これからのクルマ業界、「勝者」は誰?

同社初の市販車。
価格は 148万ドル (約 1億 6,000万円)で、
初期出荷の 6台は完売。
テンセントの創業者 馬化騰氏ら
中国を代表する事業家たちの手に渡る。
10台の追加生産も決定した。

同社は未上場ながらも
その評価額は
28億 9,000万ドル
と言われ、
中国を代表する「ユニコーン企業 (企業価値が 10億ドル以上)」の一つだ。


3位
『BYTON』

日本人の誰も知らない「北京モーターショー」、これからのクルマ業界、「勝者」は誰?
URL https://www.byton.com/

同社の詳しくはこの記事に譲りましょう。

「第2のテスラ」狙う中国EVベンチャーの実力
URL https://toyokeizai.net/articles/-/205228


この 3つに共通することは...

「世界に通ずる、最高のブランドを創り上げるぞ」という
覚悟を決めた「野心」が
ビンビン伝わってくることです!


気持ちいいくらいに!

「これからのクルマは
俺らに任せておけ!」と言ったプライドすら感じます。



ちなみに
日本のメーカーは

マツダが
「東京」と全く同じ内容で展示...
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スバルに至っては
「スバル360」を置き、
あれから「60年」という、実にホンワカした内容であった。
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「クルマ」は
最近、もはや「従来のクルマ」ではどんどんなくなって来ています。


10年後には
「クルマ」と言わなくなっているかも知れません。


完全に今後の「主役」「プレイヤー」が変わるのではないかと
再実感した、「北京モーターショー」でした。


ニッポン企業のカギは
「スピード」と「決断」でしょうね。


「若さ」がとっても欲しいと思います。

50代や、60代や、70代の経営層だったら
多分、日本の自動車メーカーは
完全に置いて行かれると思います。



予想通りに
「驚愕の北京モーターショー」となりました。



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