ズケラン養鶏場はなぜ「無料動物園」を始めたか?

2013年10月13日 01:20 | 農家の方へ | 沖縄

「戦略」は狙って、失敗することもありますが、

何も狙っていなかったのに、「偶然の延長」が、

その結果、思わぬ「すごい戦略」に変わることがあります。

昨日、紹介しました「ズケラン養鶏場」

「卵屋」さんは、一体、なぜ「動物園」を始めたんでしょうか?

館内に貼ってあったポスターに、その「秘密」が書かれていました.....
ズケラン養鶏場はなぜ「無料動物園」を始めたか?
Q1 「ミニミニ動物園」を始めたきっかけは何ですか?

瑞慶覧朝雄代表 元々動物好きで、趣味で動物を集めていたのですが、

 増えてきたので、

 2002年に「ミニミニ動物園」という名称でオープンしました。

 日帰りの観光バスや、病院の患者さんのツアー、

 小学校など多くの人が訪れます。

 入場料は無料なので、皆さんにはいつでもj気軽に来ていただきたいですね。

 動物はテレビでも見られますが、

 画面では触ったり、動物の臭いまではわかりません。

 実際に見て触れて、臭いをかいで、動物を五感で感じ取って欲しいですね。

 また動物を通して、思いやりや優しさ、愛情を学んで欲しいと思っています。

Q2 「ミニミニ動物園」で工夫していることは何ですか?

瑞慶覧代表 お客さんの目線で動物を展示し、

 近くで動物を見られるようにしています。

 他の動物園だと金網まで近寄れない場合が多いのですが、

 こちらでは、真上や真横から動物を見たり、

 触れられるように工夫しています。

 また、障害者の方や、老人ホームのデイケアの方もいらっしゃるので、

 バリアフリーにしています。

Q3 「ミニミニ動物園」を運営していて、良かったと感じることは何ですか?

瑞慶覧代表 お客さんが動物を見た後に、わざわざ事務所を訪ねてきて、

 「ありがとう」と言ってくれる時ですね。

 「昔カップルでここを訪れて、

 その後、結婚して、今日は子供を連れて来ました。

 思い出の場所だから。」というお客さんもいらっしゃいます。

 みんなの思い出の場所がなくならないように、

 これからも頑張って運営していきたいですね。

 (ここら、「てぃーだ」、「はまぞう」に超、似てますねー。)

Q4 「新鮮たまごと手作りケーキのお店 たまご屋」を始めたきっかけは何ですか?

瑞慶覧代表 我が社は、卵を 20年前から売っているのですが、

 卵を売るだけでは単純すぎるので、

 卵を使った商品を作りたいと考えていました。

 そこで、3年前に

 「新鮮たまごと手作りケーキのお店 たまご屋」をオープンしました。

 今では、シュークリーム、

 クッキー、ロールケーキ、カステラなども作っています。

 新鮮・高品質の卵で作るスイーツは、

 卵の風味を活かした濃厚な味わいとなっていますので、

 ぜひお試しください。

 また、ここで出た利益の一部は動物の餌代になっています。

 無料動物園の運営は大変ですが、

 やりがいが大きいので、今後も頑張っていこうと思います。

以上、原稿は全て、店頭で掲示されたポスターの文面の転載となります。
その著作は「ズケラン養鶏場」に帰属します。


まさに 「先義後利」 ですね。

こういう「理念あるもの」、「社会性あるもの」を

「てぃーだ」、「はまぞう」は支えていきます。


こういう地域のリーダーをどんどん応援してゆきます。

「理念あるもの」、「社会性あるもの」が「持続可能なもの」となるためには、

しっかりと「利益を確保」していただくのが大事
です。

「ズケラン養鶏場」にはこの事業でしっかり儲けていただかなくてはいけません。

その辺もまた、瑞慶覧代表に突っ込んでお聞きしてみたいですね。

その他、こんなインタビュー記事もあります、ご参考ください。


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