フィッシング詐欺 初摘発。

2006年02月11日 20:00 | 個人情報保護

みなさん、こんにちは、佐野です。

国内で初めて、フィッシング詐欺事件の摘発が出ました。

「ヤフオク」など、ネットオークション利用者は「フィッシング詐欺」に留意が必要です。
ネット・オークションの参加者に、ヤフーなどを装い、落札情報の確認を促すなどの偽メールを送り付け、偽のサイトに誘導し、ID、パスワードなどの個人情報を不正入手する手口が「フィッシング」。

今回、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは千葉市、無職、小泉直容疑者(25)を、詐欺と不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕した。

昨年3月から今年1月頃までに、ヤフーが運営するネットオークションの参加者を狙って、約300件、総額550万円分の不正な取引をしていた、余罪もありそう。

容疑者はネットオークションで他人になりすまして商品を騙し取ることを計画。
昨年3月からネットオークションの参加者にヤフーを装い、落札情報の確認を促すなどの偽メールを計約5,500件送信。ヤフーの偽ホームページに誘導し、約500件のID、パスワードを入力させ、不正に入手するとともに、商品を騙し取った。
騙し取った旅行券などをネットオークションに出品し転売していた。
不正アクセスはネットカフェなどで行い、痕跡が残らないよう偽装していた。
また、騙し取った商品の受取先は他人の住所などで、郵便物がたまっているような場所を指定していた。

フィッシングを利用したオークション詐欺被疑者の逮捕について
(検挙年月日 平成18年1月28日)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/jiken/kenkyo/jiken.htm#180128

フィッシング詐欺について
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/haiteku/haiteku/haiteku406.htm

当然、今回のような容疑者の行為は「不正アクセス禁止法」が禁止する「不正アクセス行為」に当る。

「不正アクセス禁止法」が禁止する「不正アクセス行為」
http://www.police.pref.okinawa.jp/HitechCrime/illegal-access.html

このようなオークション詐欺は「氷山の一角」に過ぎない、と言われており、まだまだ他にも摘発が予想されよう。

オークション利用者はこういった現実を踏まえ、十分に注意して利用したい。


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