メジャーリーグの「不文律 (Unwritten Rules)」とは何か。@Jesse Private Class

トッティ

2020年08月30日 18:01

毎週、
アメリカ人の Jesse より
プライベート英会話教室を受けています。




Jesse は
日本語を話せないので、
1時間だけは英語だけで
「会話」をします。


テーマ、イシューは
週替わりで
その時の
「アメリカ時事ネタ」で話しをします。


今日は
「MLB (メジャーリーグ) の不文律 (Unwritten Rules) について」です。


先日の
パドレス vs. レンジャーズ 戦で
「こんなこと」がありました。


8回表、パドレスの攻撃。
試合は
10-3 で
パドレスが大差でリード。

1アウト満塁。

打席には
パドレスのニュースター、タティースJr.。

カウントは
3 ボール 0 ストライク。

ピッチャーが
カウントを取りにフォーシームを真ん中に投げ込むと、
何と、タティースJr. はスイング!!


しかも、ホームラン...

グランドスラム...




あ、やっちゃったよ、タティースJr. ...


このプレーが
いわゆるMLBの「不文律 (Unwritten Rules)」に反したとして
タティースJr. は試合後に
責められることになってしまった...



パドレスはすでにゲームの後半で大きくリードしていたため、
この 0-3 のシーンでは打者はスイングしてはいけない。
彼は、四球を選ぶか、
ストライクなら見逃しをして 3-1カウントにしなければならない。


これが
いわゆる「Unwritten Rules (アンリトゥン・ルール)」だ。


ルールブックには書かれていないが、
100年以上、長いMLBの歴史の中で
確実に存在する「ルール」なのだ。



今日は
Jesse から
この「Unwritten Rules (アンリトゥン・ルール)」について説明をもらいました。

URL https://bleacherreport.com/articles/1146901


なぜこのような
「不文律」が昔から存在するのか、
アメリカの子どもの野球でも
この「不文律」は存在するのか、
この「不文律」は
この先もやはり存在し続けるものなのか...





Jesse が言うには
Baseball は昔から紳士のスポーツ。
相手をリスペクトするのが基本
相手のプライドを大切にする。
Show off (見せびらかす) したり、
Boast (自慢) したり、
プライドを傷付けたり、
姑息なプレーは禁止

場合によっては「Bean Ball (ビーンボール)」による報復対象となる。
「アンリトンルール」は
これからも存在し続けてゆくだろう。


日本人には
なかなかわかりにくい感覚ですが、
MLBでプレーする日本人も
ここではこの「不文律」を必ずや知っていなくてはいけません。



日本人も知らない「アメリカ」のこと、
Jesse がいろいろと教えてくれます。



次回は
「Black Lives Matter」(BLM)のことを
教えてもらいますよ。


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