今の日本の実力、現状を心から懸念し
世界を取り巻く現実を
しっかり記した
良著だと思う。
「純粋機械化経済
頭脳資本主義と日本の没落」
大学出身の学者の割には
「ビジネス」のことをよく勉強され、
単なる「学術書」とは一線を画した一冊になっています。
普通、
50歳以上の経済人 (経営者)、ジャーナリストには
正直、この手の考え方の著作、記述は (ほぼ) 書けません。
著者の
駒沢大教授、
井上智洋さん、
初めて聞く方でしたが、
きっと僕よりお若いんだろうって思ったら、
案の定、1975年生まれ、44歳だそうで...
お若い方ですねー笑
URL https://www.koushihaken.com/member/2800/
「AI時代に世界は大きく分岐する」という前提に立ち、
「AI技術の遅れている日本のような国は没落し、
進んでいる中国のような国は (中略) ヘゲモニー (覇権) 国家となるだろう。」
(「はじめに」より)
もっとこういった若い学者の考え方が
尊重される社会にならないと、
この先の日本はないですね。
「AI時代」は
もはや目の前に迫っています。
企業経営者は
いかに「AI」を経営に活用するか、
どんどんトライしていかないといけないし、
「AI関連」の人材 (HR) を社内に整備、確立してゆかなくてはいけません。
生活者も
「AI」が私たちの社会を変化させることを踏まえて、
自分たちの生き方を考え、
「AI」に負けない、ポジショニングを確立しないといけません。
ぜひこの一冊、読んでみてください。
面白いと思いますよ。