「若者」は減った、と
言われているのに、
大学は
減るどころか
増え続けてきました。
とても不思議な現象です。
ここ15年の数字を確認してみますと、
実際に
「18歳人口」は
2001年 151万人から
2015年 120万人に 30万人 (約20%減) も減ったのに、
「大学」に進学する学生は
ここ15年間、
「減る」どころか、
「増えていた」のです。
2001年から2015年までの大学進学者数
URL http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab200701/002/003/004/2_3_3.pdf
2001年 603,953人
2002年 609,337人
2003年 604,785人
2004年 598,331人
2005年 603,760人
2006年 603,054人
2007年 613,613人
2008年 607,159人
2009年 608,731人
2010年 619,119人
2011年 612,858人
2012年 605,390人
2013年 614,183人
2014年 608,247人
2015年 617,507人
最近、
「求人をしている」僕ら (企業側) の印象としては
今や普通に
「職業高校出身」の子が
「四大」に普通に進学しているな、と
感じていました。
実際に
でも
確実に、
「Xデー」は
近づいているのです。
「2018年問題」と言われています。
18歳人口は
2018年以降減少に転じ、
2031年には104万人まで減ります。
18歳人口の減少が
大学進学者数に直接、影響を及ぼし、
2018年の65万人が
2031年には48万人にまで落ち込む、
と予想されています。
2014年時点で
4割の私立大学が定員割れの状態にあり、
2018年以降は
潰れる大学が、私立だけでなく地方国公立大学にまで及ぶと懸念されています。
つまり
「潰れる大学」が
どんどん出て来ます。
「市場の原理」に照らせば、
世の中に必要のない「大学」は
順番に
「市場」から「退場」を命じられ、
事業継続できなくなっていくことでしょう。
「留学生」に走る気持ちも
わかりますが、
実際には
まずは
「日本人学生」に確実に必要とされなくては
その先はありません。
本当の意味で
「大学」の真価が問われる時代、
とてもいいことだと思います。
「文部省」は
とにかく作りすぎてしまいましたから...。