街中の居酒屋、「平日」を埋める努力はどうするか。
「平日、ホント、客がいないんだー。」
街中の居酒屋経営者は言います。
僕は
日本の景気はもうこんな感じで
この先、100年行くと思っています。
悪くなるばかりで
決して良くはならない。
残念ながら、
国全体が良くなるような「時代」は
完全に終わったのです。
(1) 超高齢化
(2) 人口減
の
「日本」の国内市場は
この先も、シュリンク (縮小) するばかりで
残念ながら
冒頭の居酒屋経営者にとっては
この先も「ガマン」の日々が続くのです。
でも
「客がいない」と嘆いてばかりいられません。
潰れないために
どうアクションすべきか。
「客」は一体どこにいるのか…??
そんな中、
この「ニュース」が。
URL http://www.jnto.go.jp/jpn/news/data_info_listing/pdf/160119_monthly.pdf
日本国内の中で
数少ない「成長市場」の一つです。
いわゆる
この「インバウンド」市場、
日本に来る外国人の方たち (訪日客) が
「日本食」を食べ、
「日本の歴史、文化」に触れ、
「日本製品」を買うために
金を落としていくのです。
売りも売ったり!
買いも買ったり!
訪日客が落とした金は
なんと
過去最高で、3兆4,771億円!
これは
半導体などの電子部品市場 (3.6兆円)、
自動車部品市場 (3.4兆円) と並び、
もはや、日本経済を下支えしています。
「浜松」には
その実感がありますか…。
お店の売上、
「外国人観光客」が
支えてくれていますか…。
居酒屋経営者は言います。
「だってさ、
浜松は観光地じゃないじゃん。
外国人観光客なんて全然来てないでしょー。」
ここに、こんなデータがあります。
浜松市の
平成26年の外国人延べ宿泊者数のデータです。
URL https://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/kisya015/kikaku20150528.pdf
中部運輸局内で
浜松市は
外国人宿泊者数ランクで
3位!
年間27万9千人も泊まっているんです。
「たくさん来てるじゃんー!」
浜松街中の飲食店さんで
真剣に
「インバウンド」やろうとしているお店、
一体どれだけありますか??
街中のホテルには
「日本食を食べたい外国人旅行客」が
多く宿泊しています。
もう日本人にはね、
平日飲みに行ける「金力」がないんです。
この先も
「平日」に連れ出すのは難しいでしょうね。
「平日」お店に呼びたければ
ホテルに泊まっている
27万人の「外国人観光客」をうまく呼び出すことでしょう。
27万人の宿泊者が
街に出て
「ちょっと晩酌」してくれたら
27万人×@2,000円=
街には
5億4千万円の「経済効果」です。
もはや
理想だけじゃ戦えません。
商売に幻想は不要です。
「マーケット (市場)」をしっかり見ることです。
そうしなかったら
「長続きの商売」はできないのです。
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