「なぜなぜ 5回」
は超有名なトヨタのマネジメント(問題解決ソリューション)ですね。
要は、仕事とは、「なぜ?」を 5回繰り返し、本当に突っ込んで行くことが大事、ということ。
根本的な問題を発見し、解決できる力を磨かないと、ロクな仕事ができないよ、という教え
です。
そして、シーポイント社員も、これが習慣でできるようにならないと、
「ナイスジョブ」はできないよ、ということです。
例えば、「A部品の不良率が高い」という問題があったとします。
そこで最初の「なぜ?」を問います。
結果、「Bラインの作業のばらつきが大きい」という大きな原因が発見されたとします。
そして、さらに「なぜ、Bラインの作業のばらつきが大きいのか?」を問います。
幾つか原因に関する仮説を持ちながら調べた結果、
「器具や人のポテンシャルには問題はないが、マニュアルが整備されておらず、作業手順が標準化されていない」といった原因が分かってきます。
普通の会社では、「ならば、マニュアルを作れば、問題解決だ。」で終わってしまうところです。
これは対症療法に過ぎず、これでは問題の再発を防ぐことはできません。
そこで、
シーポイント社員はさらに突っ込んで考えます、問いかけます。
「では、なぜにマニュアルが整備されていないのか?」と。
そうすると、こんな本質的な原因が見えてくるのです。
「マニュアルがなくても業務手順はばらつかないだろうとマネージャーが思い込んでいた」
あるいは
「マニュアルの更新が技術の進化に追いついていない」・・・。
もしが主要因であれば、さらにこう問います。
「なぜ、マニュアルがなくとも業務手順はばらつかないだろう、とマネージャーが思い込んでいたのか?」を問い、「このマネージャーが以前勤めていた会社にはマニュアル化する文化がなく、そのやり方をそのまま持ち込んでしまったからだ。」など、
さらに新しい原因が見えて来る
のです。
こうして「なぜなぜ」を 5回繰り返していくと、
事は単純なマニュアルの有無の問題ではなく、
「暗黙知を形式知化するという組織文化を、多忙を理由に、教育し切れなかった」という、
業務負荷や人材開発に関する組織的問題に行き着いたりするのです。
つまり、物事の本質が見えてくるのです。
物事を表層的にしか見られない者は、問題を根本的に解決できず、失敗を繰り返したりします。プロとしては失格です。
「なぜなぜ 5回」が習慣化できる人間の仕事は「本質」を突くので、説得力があり、裏付けが出来ているので、とても信頼できます。
シーポイント社員なら、これが「デフォルト」でないと、ウチの社員とは言えません。
みんな、日頃、「なぜなぜ 5回」を実践、実行して欲しい。
いつも問うてください。
よろしくお願いします。