なぜ SONY は「骨伝導ヘッドフォン」をリリースしていないか。「ブランドの進化」とは?

2019年06月13日 17:50 | イノベーション

音楽を聴くというニーズも
世界的に見たらニーズの多様化が進んでいます。


音楽を聴く時の伝統的ブランドとして
BOSE や SONY がずっとあったのですが、
中国の新興ブランドなどが台頭し、
「骨伝導ヘッドホン」は新しい音楽を聴くニーズを取り込んでいます。

深圳市韶音科技有限公司
URL http://www.voxtech.com.cn/


そう、
従来、音楽を聴くは、
耳にヘッドフォンを入れて、鼓膜を振動させ聴いていたのですが、
「骨伝導」 (Bone conduction) は、鼓膜などを通さずに頭部や頸部を振動させて、
音を直接 ”聴覚神経” に到達させる仕組みにより聴かせます。

こめかみ付近にヘッドホンの振動部を当てることで音楽を聴くのですが
こんな感じです。

なぜ SONY は「骨伝導ヘッドフォン」をリリースしていないか。「ブランドの進化」とは?
URL https://aftershokz.jp/technology/


やはりモノづくりの街、深圳市の会社なんですね。
深圳市韶音科技有限公司の製品、
トレックス タイタニウム (TREKZ TITANIUM) がこれです。

なぜ SONY は「骨伝導ヘッドフォン」をリリースしていないか。「ブランドの進化」とは?
コピーライト深圳市韶音科技有限公司
なぜ SONY は「骨伝導ヘッドフォン」をリリースしていないか。「ブランドの進化」とは?
URL https://aftershokz.jp/trekz-titanium/


「音質」を保証してきた伝統的ブランドにとって
「骨伝導技術」はまさに手を出しにくかったレイヤーだったのだと思います。


しかし、破壊的な新興ブランドは
多様性進むニーズ層に対し、
新しい価値の創造と提案を行ってゆく。
まさにそれこそが彼らの生きるポジションだからです。


そういう意味では
BOSE が
ブルートゥースのこのスピーカーを世に出した時点で
既に、伝統的ブランドの守備範囲が
変わって来つつあることを示したのだと思います。


正直、こんな「音質」は
BOSE のそれまでのものではなかったのです。


しかし、コネクティッド (IoT) な時代
(全てのモノがどんどんインターネットにつながる時代) にあって、
伝統的企業 (ブランド) も
より柔軟なブランドコンセプトの環境適応が求められている
ことだと思います。


そして、そうでないと
どんなビッグブランドであれ、
この先、市場から退場、という可能性は
いずれのブランドにも潜んでいることでしょう。



というわけで、
新しい音楽の聴く価値を提案する「骨伝導ヘッドフォン」
ぜひ聴いてみてください。


なぜ SONY は「骨伝導ヘッドフォン」をリリースしていないか。「ブランドの進化」とは?



本当は SONY の「骨伝導ヘッドフォン」が欲しかったよ、
やはり僕たち日本人としては....


SONY はこの先、柔軟にブランドを進化できるだろうか...


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