何でも見てやろう!@キャピタリズム (資本主義) は止まらない!

2018年09月26日 19:20 | アメリカ | GAFA

今回、サンフランシスコで
加藤 (かとう)に会った。



加藤は大学の時のゼミが同じだった友人だ。

何でも見てやろう!@キャピタリズム (資本主義) は止まらない!


僕らは「普通の文系」を出たのに、
彼は、現在、「バイオテクノロジー」の研究職をしている。


Nurix という
SF市内のバイオベンチャーに勤める。

URL http://www.nurix-inc.com/


彼は
カリフォルニア大学 デービス校を皮切りに
ハーバード大学、
スタンフォード大学を経て、
アメリカで博士号を取得。
大した男である!



そんな彼が
「サンフランシスコの今の異常ぶり」を教えてくれた。



アパートの家賃、
ホテルの宿泊費、
不動産価格が
異常なまでに高騰しているのだ。
店の物価も何から何まで全部高い!!



例えば、
狭いワンルームでも
1ヶ月家賃は月 20万円を下らない。


ちょっと快適ならば月 40万円は当たり前だ!


ホテル代も
とにかく高い!!


今やNY (ニューヨーク) よりも高いかも、と
もしかして、全米一の高さ、
つまり「世界一高いホテル代」かも知れない。


築年数古い、シャワー付きの部屋で
1泊 2万円は下らないし、
四つ星くらいで普通に 4, 5万円になってしまう。



この町で中古の一戸建てを買おうとすると
2億円は下らず、3億円台も普通だ。



年収だって、
仮に1,500万円取っていても
この町では
「低所得」の部類になってしまうそうだ!!



GAFA のエンジニア (SFでは "Techer (テッカ―)" と呼ぶ) たちが
もらう給料はどんどん上がってゆき、
SF に引っ越しして来て、
それに呼応して、町の値段は全部が上がってゆく「構図」だ。



まるでどこかで見たような「風景」だ。


そして
僕が泊まったホテルは
「テンダロイン地区」にあったのだが、
またここが物騒な街なのだ。


何でも見てやろう!@キャピタリズム (資本主義) は止まらない!
Warfield Hotel


ホームレスが多い!

奇声を上げる、
イってしまってる人もたくさんいる。



でも
当然かもしれない。



こんなにも「家賃」が高くなり
どれだけの方たちが
住んでいたアパートを追い出されたのか。



「キャピタリズム」の基本は
「カネ」だ。


「カネ」さえ払えば
この町では必ず「勝者」になれる。



「カネ」がなかったら
ここでは全てを失い、
それはすなわち「死」なのだ。



行き過ぎた「GAFA (シリコンバレー) 的キャピタリズム」を
一体誰が止められようか。
この先、どこまで「家賃」は上がり続けてゆくのか....



こんなにも
「貧富の差」が生まれ過ぎてしまって
本当にこれで社会は「◎」と言えるのだろうか。



「多様性」
「未来の産業が生まれるチャレンジ」
「弱者が強者を飲み込む下剋上」


全ていいことだと思うが、
世の中、全て「行き過ぎ」はいけない。
必ずしっぺ返しがある。



僕たちは
僕たちなりの資本主義を
再定義してやってゆけば良いと言われた気がした。



ありがとう、サンフランシスコ。








同じカテゴリー(アメリカ)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
何でも見てやろう!@キャピタリズム (資本主義) は止まらない!
    コメント(0)