田中マー君、メジャーへ。「新ポスティング・システム」の問題点。

2013年12月29日 21:18 | 野球・スポーツねた



「楽天球団」、というか、三木谷オーナーが承認し、

田中マー君のメジャー挑戦 (ほぼ) 決定しました。

僕も「行ってほしい」と思っていましたので、

三木谷さんが最終的に「OK」してくれたのは、良かったのですが、

三木谷さんが「反発したい」気持ちも、とても分かる気がします。

なぜなら、この「ポスティング・システム」、

相も変わらず、米 (MLB) 側が自分らに都合がいいように定めた「不均衡システム」だからです。

今回みたいなケース、

サッカーの世界だと「移籍金」というものがあって、

「保有権 (パス)」を持っているクラブ (球団) が自由に「移籍金の設定」をし、

それでも他に欲しいクラブがあれば、その「移籍金」を払ってでも、その選手を獲得するわけです。

例えば、バルセロナのメッシ選手の場合、

クラブはメッシの「移籍金」として、「2億5,000万ユーロ (=360億円)」で設定しています。

保有クラブ側が「選手の価値」によって、自由に「金額」を決めるのが「筋」なのですが、

今回の、「新ポスティング」では、

「譲渡金が上限 2,000万ドル (約 20億 8,000万円)」と MLB側に 一方的に決められてしまいました。

日本 (NPB) 側も「反発」すれば良かったのですが、

とにもかくにも、「話し合い不足」でしたね。

「マー君」の話しが現実迫っていたので、

しっかり交渉、調整できぬまま、

向こうが提示して来た「システム」を NPB側が飲み込む、という構図でした。

今回のこの「システム」は「3年有効」だそうです。

このような不均衡そのものな「一方的提案」を受け入れてしまってはいけない。

NPB側が MLBになめられている、と言われても仕方ないでしょう。

「次のポスティング」をどうすべきか、

直前の話し合いにならぬよう、

早め早めに、「次のシステム」について、しっかり「議論」を重ねなくてはいけません。


でも、孫さん、三木谷さんは、

こういう「交渉」、メチャクチャ得意ですので、

お二人が「オーナー」にいるのは心強いところです。

ぜひお二人には中心になっていただき、

NPB、MLB 双方が「納得できる」、「公平な」システムを作り上げて欲しいところですね。

何はともあれ、

マー君、どこに移籍しようとも、

メジャーでも大活躍してほしいですね。

「ダル」と「岩隈」、「黒田」と 4人で「サイヤング」を争ってほしいですね。

どのチームに決まるのか、まずは大注目です。


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