ビジョンあった韓国、見識なかった日本、その明暗!

2012年05月25日 23:44 | デジタルサイネージ

ソウル 地下鉄 2号線、「江南 (カンナム) 駅」を降りると、
それはあります。

いやぁ~、ド派手!
まさに圧倒的!
この動画、ご覧ください。



一方で、同じ「江南 (カンナム) 駅」地下商店街に入っているお店はこんなんです。

ビジョンあった韓国、見識なかった日本、その明暗!
ビジョンあった韓国、見識なかった日本、その明暗!

これを見て、皆さんはどう思われますか?
正直に言ってしまえば、

 デジタルサイネージはじめ、ITインフラは
 韓国のほうが、断然、日本より進んでいました。


地下鉄の電車の中はご覧の通りに、
「Wifiルーター」が各車両毎に、設置されていて、
乗車中、常にネットにつながるのです。

ビジョンあった韓国、見識なかった日本、その明暗!

スマホ率は 98%で、(あくまで感覚ですが。)
電車の中でもほとんどの方が、
スマホ (または「GALAXY Note」)でワンセグの「韓流ドラマ」を見ています。

これは日本の地下鉄車内では
考えられない「光景」でした。

でも、その一方で、
IT以外のその他の部分では、
日本のほうが「スマート」、「ハイセンス」な感じ
がしました。

今回、ソウル市内を縦横無尽に歩きましたが、
残念ながら、「日本の強さ」を感じるようなシーン、光景はありませんでした。

普通、アジアの海外に行くと、
日本のメーカーの「ネオン」広告が必ず、街を飾っているものですが、
そんな中で、発見できたのはこれだけでした。
ビジョンあった韓国、見識なかった日本、その明暗!

今、日本の「電機メーカー」は軒並み、大苦戦、
韓国の「電機メーカー」は、サムスン始め、世界で「強さ」を発揮しています。

「両国の勢い」そのものを実感する訪韓でした。

1997年の「アジア通貨危機」で国の経済が大打撃を受けた韓国は、
1999年に時の金大中政権が「サイバーコリア21」計画を発表、
「IT」で将来の「国の産業」のビジョンを作る覚悟をしました。


まるで、それは「一点豪華主義」そのものです。

 決して多くのことはやらない。
 リソースは有限ゆえに、分散させてはならない。
 たった一つの部分に「集中」して、
 そこで、徹底的に「世界一」を目指す。

これからの「強い韓国」を作れるのは「IT」だ!、と決めて、
そこに「集中」して、
韓国は情報インフラ整備、ベンチャー企業の育成、国民へのパソコン普及を進めたのです。

当時、日本の政治家に、「IT」にそこまでの「理解」や「見識」を持った人など誰もいませんでした。

「IT時代だからこそ、アナログが大事なんや。」 とか、
まるで見識違い、時代錯誤、甚だしいような、政治家、行政の方って今も多いですよ。

韓国が国を挙げて、腹を括って、「世界一」を目指しているわけですから、
そんな日本が勝てるわけがありません。

13年経って、今の両国の「明暗」なわけです。

「デジタルサイネージ」。

両国間では随分な「差」が付いてしまいましたね。

政治 (国や県、市) は、
今後自分たちの国、県、市がどの「産業」で町興しをするのか (勝負するのか)、
「先を読む眼」と「先々のビジョン」がなくてはダメです。


だって、その国、県、市の基幹産業が安泰でなかったら、
雇用も生まれないし、消費もされないし、人も育ちません。

結局は、基幹産業がまず安泰ならば、
周辺の産業、事業は自然と付いて来る
ものだと思います。

時代は大きく変わっているわけですから、
過去の「伝統産業」だけで町の発展が維持できるはずもないでしょう。

なぜ日本が落ちぶれて、
韓国が今強いのか。


その理由が、今回のソウル視察で分かった感じがします。

日本はこれから頑張んなくちゃいけません。

やり遂げましょう、みなで。


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