電通が「検索連動型広告」市場に殴り込み!

2005年09月15日 00:00 | ネットビジネス

みなさん、こんにちは、佐野です。

「検索連動型広告」市場の奪い合いが激化しています。
2005年は590億円市場、と言われています。

あの、電通がいよいよ本格的に参入して来ました。

24/7リアルメディア社って?
電通はアメリカのネット広告会社大手、24/7(トゥエンティフォーセブン)リアルメディア社(ニューヨーク州)と日本で合弁会社を設立、10月1日(もうあと、半月しかないよ)から営業を開始する。

 ■電通発表のリリースはこちら
 ■24/7リアルメディア社発表のリリースはこちら

電通はじめ、大手広告会社はネット広告市場への参入が全体的に遅れていたが、いよいよ巻き返しに向け、「本格参入」と言えそうだ。
3年後に売上高100億円を目指している。

「24/7リアルメディア社」は、欧米など、世界12ヶ国で、SEM事業を中心に展開する総合インターネット広告会社で、アメリカ・ナスダックに上場している。
2004年12月期の売上高は8,525万ドル(約92億円)。
特に同社が開発した、SEM最適化システム「Decide DNA」は、複数の検索連動型広告への出稿を一括管理するシステムであり、既に高い評価を得ている。

私たちも、現在、「検索連動型広告」の出稿管理を代行管理していますが、
検索キーワード毎の掲載順位や、入札価格の設定などの「入札作業」を、人手に頼っており、複雑かつ膨大な作業を強いられます。
まさに作業効率面で課題があったわけで、今回の「Decide DNA」は自動で管理するという便利なものらしい。

国内のネット広告会社、セプテーニやオプトなどは、既に同様のツールを開発・提供してきたが、
電通による本格市場参入により、相当、市場が刺激される予感がある。

参考までに、「検索連動型広告」市場規模を整理すると、

1.アメリカ:ネット広告の市場規模は「1兆560億円」で、うち40%が「検索連動型広告」であり、もはやバナー広告を上回る市場規模。

2.日本:インターネット広告費(1,814億円)のうち、「検索連動型広告」は約300億円程度。2005年は97%増、590億円程度の成長が見込まれている。

相当、競争は激化することだろう。今後の市場の主導権争いに、要注目である。

同じカテゴリー(ネットビジネス)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
電通が「検索連動型広告」市場に殴り込み!
    コメント(0)