大学生の息子へ。「大学に入ってから必要なものは。」
4月に
せっかく志望した大学に入学したのに
今年もコロナ禍のキャンパスライフで
本当に可哀そうだと思う。
そんな中、
精一杯、大学生活を謳歌し
新しい友だちを作り、
それなりに勉強もがんばっているのは
ほんとに素晴らしいことだ!
どんなに障害があろうとも、
常にポジティブな思考で
乗り越える逞しさ、
強さを持ってほしい。
人生なんて
うまく行かないことのほうが多いのだから。
上京する時に
長男に会って
一緒に泊まり、
一緒に朝飯を食べる。
以前よりもよっぽど
いろいろなことを話せるようになった。
とはいえ、
体は大きくなっても
頭は無知な「青二才」の若者そのもの。
親として
いろいろ話ししてあげないといけないことがたくさんある。
彼は
いわゆる今の若者らしく
「一人暮らしの自分の部屋に
テレビはいらない」とずっと言っていた。
今回、
ホテルの部屋でNHK BSの
「
中国の鬼城」ドキュメンタリーを一緒に見ながら
僕は彼にいろいろ教えてあげた。
これがどういう問題なのか、
なぜ今、中国でこういう問題が起きているのか、
今の「恒大集団」の国際リスクの話し....
何にも知らない彼は言った。
「やっぱりテレビを見て
ちゃんとニュースを知らないとだめだ。」
ようやく、ようやく、
わかってくれたか....。笑
引っ越しの時にも
いろいろ話しをしたが
彼はその時、「聞く耳」を持っていなかった。
今回
改めて僕は言った。
「情報というのは
様々な角度から見るバランスこそ大切なんだ。
そして
今の世界がどう動いているか
世界のメディアがどういう情報を伝えているか、
いつも関心を持っていないといけない。
中東、カタールのメディア
アルジャジーラは今日何を伝え、
BBCは
今日、何を伝えているか。
日本のことしか知らないのでは
これからの若者は生きられないよ。
別に
テレビだけが全てだと言っているのではないよ。
新聞も読むべきだし、
各社、(社説にも) 論調があることを知って、
その上で自分の力で
情報を読み解き、
判断する力を付けないといけない。
だから
様々なメディアに接して
物事には
切り取り方、見る角度があることを知る必要があるんだ。
今は変な、中身のない
インフルエンサーが
世論に影響及ぼす、変な時代になっているからね。
あなたの大学の学生として
そういう発想、考え方を
持っていないと。」
彼は
「部屋にテレビを欲しい、
ニューズウイークを毎週読みたい」と言った。
ま、良いことではないか。
人は
やはり納得しないと
次に行けないからね。
やはり
人間、素直であることが一番の才能だと思う。
素直である人は最後は強い。
間違っていたと思ったら
素直に認め、柔軟に修正する力が大切だ。
そしたらその人 (彼) は
成長し続ける。
大学に行ったら
入ってからこそが本当の勝負で、
これからが長い、長い人生レースだからね。
素直に成長し続けた人が
最後は笑うのだと思うんだ。
こうた、がんばりなさい。
素直に成長し続けなさい。
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