2021年02月21日 16:00
国民の命を守るため、
コロナを封じ込めるための
決定打となるはずのアプリではなかったのか。
わが国の威信と
プライドを賭けて作ったアプリではなかったのか…。
厚生労働省が作った
コロナ接触通知アプリ「COCOA (ココア)」に
致命的なバグ (アプリの不具合) があり、
何と 4ヶ月以上もの間、
サービスが機能していなかった大失態が最近判明した。
このアプリ、
昨年 6月に満を持してローンチ。
そもそも国 (厚生労働省) は
このアプリを本当に真剣に感染防止に役立てようとする強い気持ちがあったのか
正直、甚だ疑問だ。
ローンチ直後は、
なぜか西村さんだけしきりにダウンロードのお願いするだけで
夏になり感染が一旦落ち着くと、
加藤さん (当時の厚労大臣) はもちろん
西村さんももはや政府の誰もがこのアプリのダウンロードのプロモーションをしなくなった。
なぜ???
どういうこと???
ココアは利用者が増えると
その効果が加速度的に上昇していくと言われている。
(つまり、中途半端な取り組みで、
少人数だけでやっても正直、意味のないアプリなのだ。)
にも関わらず、
政府はその普及率について具体的な数値目標を公表したり、
何か目標管理を行っていたフシもない。
どんなアプリも
誰でも立ち上げることはできる。
大事なことは立ち上げてから、であって、
効果的に使われてこそナンボのものなのに、
政府はこのアプリで
一体何をしたかったのだろうかと改めて思う。
そして冬になって、
再び感染が加速すると全ては後の祭りだ。
このアプリのバグの発見で
まさにジ・エンドである。
「感染通知アプリ」なのに
約1/3のアンドロイドユーザーには
全く通知がされていなかったという…。
例えば、インストールしたら、
そのインセンティブとして
現金 1万円を全員に給付してでも
必要な普及率にまで努力すべきだったろうし、
あるいは、
GoTo利用時に、
なぜ利用者にココアの提示を義務 (マスト) にしなかったのか?
デジタル化に遅れたわが国は、
給付金の配布で最初、後手を踏み、
今回、通知アプリによる封じ込みにも完全失敗し、
そして次なる闘い、
ワクチンの配布でもまた負けるだろう。
「経済との共生」を普通に真剣に考えれば
自ずと
ワクチン配布時に
「ワクチン接種証明書の発行」をもしないと意味がないのだが。
もはや
「四連敗濃厚」である。