言論の自由とは。@中日新聞コラム「静岡発こう読む」

トッティ

2021年01月24日 18:53

今年も
中日新聞コラム
「静岡発こう読む」

1年間、書かせていただきます。

よろしくお願いいたします。

今年 1回目、
本日朝刊に載せていただきました。

通算62回目となります。


本日のタイトルは
「言論の自由とは」です。


(※本画像の掲載に当たり、著作権者である中日新聞社様の許可をいただいています)


先週20日に (何とか) 無事に
第46代アメリカ大統領の「就任式」が行われましたが、
その 2週前の 6日に
同じ連邦議会議事堂で
唖然とするような
「歴史的出来事」がありました。




最終的に
トランプ氏の
ツイッターは
アカウントを停止される、
ということになり、
「The end」。


ま、確かに
トランプ氏にも、
誰にも
「言論の自由」はあるのだけれど、
「ネット上」だからといって
全てが本当に許されるのか、
投げかけた「出来事」だった
と思います。


ま、それぞれの
インターネットサービスには全て
Terms of service (サービス利用規約)」があって、
それを守って、利用者の皆さまは利用するわけですが
それはそれで守らないといけない「ルール」なんですよね。



インターネットコミュニティの
「ある程度の健全さ」と「法令順守」を保つために
運営者は
「Terms of service (サービス利用規約)」を設けて、
常に心と注意を払っているのです。



かと言って
そうめったに
投稿を消したり、
ましてや「アカウントの停止」などよう、しません。


その中で今回
Twitter のCEO (社長)
Jack Dorsey (ジャック・ドーシー) は
トランプ氏の「アカウント停止」の判断をしたわけですが、
やはり
「言論の自由」とは
最低限、やはり「ルール」や「モラル」は存在する、と僕は考えますね。



もう少しインターネット世界の
「情報環境」がよくなればと思います。


今はあまりに荒みすぎですよね。

その法整備含めて
僕たちの「使命」の一つだ
とも考えています。

「デジタル庁」とかって
こういう環境の改善とその法律整備も
その仕事の一つだと思います。


近々、その辺も必ずや整備されてゆくはずと願っています。


2005年に、
僕たちは遠州地域密着のブログサービス「はまぞう」を立ち上げました。

16年目を迎え、約4万近い数のブログが
このプラットフォーム上で毎日、様々な情報発信をされています。

誰もが気軽にかつ自由に発信、表現できる場所を作りたい。
その情報を見て、人と人のマッチング、人とモノのマッチングを少しでも促進したい、
その「場」があれば地域活性は必ず実現できると考えました。

2005年当時、インターネットで発信すると
日本全国に発信できるねとか、世界にも発信できるねとか、
言われていましたが、
隣の人や地元の人たちに伝えるにもやはりネットが最適だったのです。

実際に運営してみるとそこには様々な意見や考えが発信されました。
中国だとこうは行きませんが、
「言論の自由」のある日本では何でもありなんだと再認識しました。

政治信念で言えば、右もあれば、左もあります。
原発賛成もあれば、反対もたくさんあります。
浜松市の水道事業の「コンセッション」問題についても
「はまぞう」上には様々な意見が発信されています。

僕たちの使命はあくまで「場」を提供するということになります。
でも、「言論の自由」だからと言って本当に何を言っても良いのでしょうか。
僕はそう思いません。

「はまぞう」にも「利用規約」というものがあります。
つまりブログサービスを利用するに当たり、
運営者として利用者に対し一定のルールを定め、課しています。
健全なコミュニティを維持するためです。
その中に禁止行為として
例えば著作権法に違反するコンテンツの投稿や
犯罪行為を助長するコンテンツの投稿などを禁止しています。

ネット上は本来確かに自由であって良いはずですが、
実際にはとても荒んでいます。
差別や攻撃、フェイクなどが溢れています。

今回、ツイッター社はトランプ氏のアカウントを永久停止しました。
同社の判断、決定を皆さんはどう考えますか?

トランプ氏に煽られた暴徒たちが米連邦議会議事堂を襲い、
占拠したあの光景を見て...





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