あけましておめでとうございます。
昨年は誠にありがとうございました。
今年モーどうぞよろしくお願いいたします。
昨年は
地球上の全ての皆さんにとって
過酷と試練を強いられる、そんな 1年だったと思います。
まさに歴史的な 1年になったわけですが、
こんな時こそ、世界中の皆さんで
分断などせず、
力を合わせて問題対処、解決するしかありませんね。
昔、僕がこどもの時に
社会科の授業で
『宇宙船地球号 (=Spaceship Earth)』 という言葉を教えてもらいました。
バックミンスター・フラー (Buckminster Fuller) というアメリカの思想家が
1963年に提唱した考え方です。
地球上の様々かつ複雑化した問題、課題に対し、
もはや個々の国家だけで対処、解決することは困難です。
地球に住む僕たち一人一人は
国籍とか、自国主義とかの前に
何よりもみんなが同じ地球人であり、
みんなで同じ船 (=「宇宙船地球号 」) に乗って
生命と未来をともにしている (共有している) のです。
今、国連が叫んでいる
SDGs とまさに同じ考え方だと思います。
今もう一度、僕たちは
「宇宙船地球号」の一員だということを再認識する必要があります。
返す返す、
「分断」、「非難」、「中傷」ではありません。
今こそ全世界が一つにまとまることしかないのだ、と確信しています。
そんな中
中国の作家、
方方 (ファンファン) さんが書いた
『武漢日記』を読み、
明るい希望を感じることができました。
本書 141ページより以下、引用します。
「私は言っておきたい。
ある国の文明度を測る基準は、
どれほど高いビルがあるか、
どれほど速い車があるかではない。
どれほど強力な武器があるか、
どれほど勇ましい軍隊があるかでもない。
どれほど科学技術が発達しているか、
どれほど芸術が素晴らしいかでもない。
ましてや、どれほど豪華な会議を開き、
どれほど絢爛たる花火を上げるかでもなければ、
どれほど多くの人が世界各地を豪遊して爆買いするかでもない。
ある国の文明度を測る唯一の基準は、
弱者に対して国がどういう態度を取るかだ。」
ちょっと救われました。
こういう方も中国にはやはりいるのです。
世界中のリーダーたちは
方方さんのこの言葉に耳を澄まし、
今こそ、国益、自国主義を唱えることなく
「宇宙船地球号」の船長として
責任あるリーダーシップを発揮してほしいと願っています。
世界中の皆さんに
今年こそ、一日も早く
心からの笑顔が戻りますように。