インドの「フード (外食) テクノロジー」 (フードデリバリー) は
実に熾烈だ。
インド発の
Zomato (ゾマート) があり、
Swiggy (スィッギー) があり、
ドイツ発の
Foodpanda (フードパンダ) がある。
コルカタの
レストランの玄関も
こんな塩梅だ。
コルカタの
サムスンショップに立ち寄ってみた。
おー、発見。
このスマホをご存知でしょうか。
裏面はこんな感じ。
こんな風に
パカーっと開けるんです。
いわゆる
折り畳みスマホ、
「フォルダブルフォン」と言われます。
これは
サムスンの
「Galaxy Fold」。
URL https://www.galaxymobile.jp/galaxy-fold/
現地で
165,000インドルピー (日本円 約 25万円) で
販売していました。
今このフォルダブルを作っているのは世界で 3社でしょうか。
「サムスン」に
あの
「HUAWEI (ファーウェイ)」に
中国・深圳のユニコーン、
「ROYOLE (柔宇科技:ロヨル)」社の 3つでしょうか。
当然ですが、
コルカタのスマホショップには
日本メーカーのブランドは
一つも置いていません。
ちょっと見逃せない、
むむむ、と思ったのは
この「値付けカード」でしょうか。
この表示金額に
「1.5倍」したのが日本円です。
アップル製品は
世界共通の価格なので
やはり、インド全国民にとっては
高い。
方や、
ビクトリアメモリアルホールで出会った、
ムンバイからの旅行者も
やはり、中国産のスマホを持っている。
これが
中国産のスマホの値段!
Vivo が 6,990ルピーとか
Oppo が 7,490ルピーとか、
それぞれ 10,665円、11,428円。
この「中国産格安スマホ」が
世界中の市民の「足」になっている。
中国・共産党が掲げる
「一帯一路 (One Belt One Road)」は
つい、リアルインフラばかりを考えがちだが、
たぶん、中国が一番狙うのは
通信インフラと、この世界中のスマホ市場を席巻することであり、
それゆえ、「格安」に世界中にスマホをバラマキまくっているという現実です。
これが 20年後、30年後、
一体どのような「意味」をもたらすのか。
考えるだけでも
身の毛もよだつ思いだ。
アメリカも、世界も、
誰もこの「席巻」を止めることができない...