いい加減に「ムスリムフレンドリー」を使ってはならない。

トッティ

2016年02月06日 02:00

手元に

「大阪ハラール&ムスリムフレンドリーマップ」という冊子があります。


紙面をめくっていると

驚く内容があります。

「ムスリムフレンドリーレストラン」

なんと…!


「マクドナルド」

書かれています。

なかなか

テキトーで

いい加減なものです。

こんな、誤った「情報開示」をしていたら

ムスリムの方との「信頼」は築けません。

「訪日ムスリムへの接客の基本」と題した講義で


「ムスリムフレンドツアー」実績で国内随一の

ミヤコ国際ツーリストの松井社長が
URL http://www.miyako-kokusai.co.jp/

そのことを指摘されていました。


「ムスリムフレンドリーな食事」とは

ポークフリー、

アルコールフリー、

ハラール屠畜された肉を使用することが必須条件
です。

ハラール屠畜された肉とは…
イスラーム法に則った屠殺の条件

アッラーは私たちに、
啓典の民 (ユダヤ教徒/キリスト教徒) がイスラーム法に則って屠殺した食べ物を、
合法としました。

1. 屠殺する者が、その資格を有していること。
つまり、屠殺を意図した、分別あるムスリム、
あるいは啓典の民 (ユダヤ教徒/キリスト教徒) であること。

2. 屠殺する器具が適切なものであり、
ナイフのように出血させることが可能で、鋭く切れること。
動物の頭部を衝撃と重みによって殺したり、
電気ショックのような燃焼エネルギーによって
殺したりする器具を用いることは、禁じられます。

3. 屠殺する手を動かす際、
「ビスミッラー (アッラーの御名において)」と言って、
アッラーの御名を唱えること。
屠殺で切断すべき箇所を、切断すること。
それは、以下のものです:
食道。喉。2本の血管 (頚動脈・頚静脈)。
あるいは、これら 4つのうちの 3つを切断します。

これらの条件を揃え、屠殺した動物がハラールとなります。
これらの条件のうち、1つでも満たしていないものは、ハラールとは見なされません。

New Muslim Guideより引用。

「ムスリムフレンドリー」とは言え、

決して簡単に言えることではないのです。

その言葉を使う際には

当事者だけでなく、

僕らのような

「情報発信」を担当する事業者にも

求められる理解なのです。





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