【東南アジア ライドシェア レポート】 本当の「シェアリングエコノミー」とは何か。

東南アジア、中国の
「シェアリングエコノミー」は
日本のそれよりも、全然ダイナミックで、豪快そのものだ。



今年 1月から
国土交通省が都内のタクシー会社と
「相乗りタクシー」の実証実験を開始した、
とニュースがあった。
(Ref.)
URL https://jp.techcrunch.com/2018/01/22/japantaxi-launches-ride-share-app/
URL http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1712/21/news122.html


正直、一体、何をしたいのだろうか。


今、世界を席巻している
Grab (グラブ)、Go Jek (ゴージェック)、Uber (ウーバー)、滴滴出行 (ディディチューシン)...などの
「ライドシェア」サービスの本質をよく理解した上で
「既得権者」の圧力に抗えず、
この「実証実験」をしているなら
百歩譲ってわかる。



しかし、こんな「実証実験」は気休めにしかならない。

世界が基準とする「シェアリングエコノミー」とは根本的に違うことを
日本国民はよく理解しないといけない。



例えば
インドネシアでは
「Grab」 (マレーシア発祥)、「Go Jek」 (インドネシア発祥、インドネシアのユニコーン) の二社が
ほぼこの市場を二分している。

【東南アジア ライドシェア レポート】 本当の「シェアリングエコノミー」とは何か。


どういう仕組みか、
サクッと説明しよう。

スマホアプリで
出発場所、行きたい目的地を入力 (=配車依頼を) すると、
付近の迎車可能な運転手をサーチ、


【東南アジア ライドシェア レポート】 本当の「シェアリングエコノミー」とは何か。

運転手は
タクシーの方ではありません。
普通の一般市民の方です。


運転手は空いた時間を使って
誰かを乗せて、運んであげて、お小遣いを稼ぐことができるのです。


怖くないかって?

【東南アジア ライドシェア レポート】 本当の「シェアリングエコノミー」とは何か。

このように
「運転手」一人一人、クルマのナンバーや運転手が登録されていて
その後、「評価」 (Feedback) される仕組みになっているので
普通にしてたら「悪い」ことはできません。



でも
市民生活レベルで言えば、
このような「需要」は常にあるものです。



昨日、僕は
新居町の割烹で仲間たちと一杯やりましたが、
電車でその店まで行くことができず、結局、自分のクルマでお店まで駆け付けました。
クルマがあったのでお酒は止めました。


もしこの国に
「Grab」があれば、
僕は「Grab」で店まで駆け付け、
お酒を飲み。
「Grab」でサクッと帰ったはずでしょう。


地方の人たちも
もっと気軽に飲みに行けるようになるのです。



タクシーの人の仕事がなくなる、って?


なくなりません。


その「顧客層」って方たちは
「Grab」には絶対に乗りません。



要は市場の棲み分けがしっかりとできるのです。


「Grab」や
「Go Jek」が
大きな「移動・物流」のプラットフォームになっているがゆえに
新興アジアの経済成長を支えているという事実を
日本の官僚の方はもっと理解すべきだと思います。


要は
「裾野」の効果です。

「未来ある社会」とは
「既得権者」の「既得権」をどれだけ創造的破壊できるかに尽きるのです。



結果、
「Grab」も
「Go Jek」も
ASEAN域内 6億人の暮らしをダイナミックに変えたのです。



これは
「Go Jek」のサービスメニュー。

【東南アジア ライドシェア レポート】 本当の「シェアリングエコノミー」とは何か。

もはや
「ライドシェア」だけではありません。


我が国は今も
鎖国中です。


「井の中の蛙大海を知らず」

世界は
「創造的破壊的」で、スピードが速い。


日本人よ、
もっと世界の現実を直視して
もっと破壊してゆかないといけない。



霞ヶ関の官僚たちはメチャ頭がいい。
実際にほぼみんな東大出身だろう。
そんな日本で一番頭のいい連中が
何も「世界」を知らない市民たちを掌で転がすことなど簡単なんだ。



ぜひ一度、皆さんに
この「Grab」や「Go Jek」を体験してほしいと真剣に思います。



これぞ、「物流・移動のプラットフォーム」であり、
これぞ、「世界標準のシェアリングエコノミー」そのものだ。



もし体験されたい場合はご連絡ください。
WaGoMuスタッフがご案内させていただきます。



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