第86回 東京優駿 (日本ダービー) 観戦記@歴史的大荒れ!競馬はホント難しい...

トッティ

2019年05月28日 02:01

東京優駿 (日本ダービー)
今年も行って来ました。


日本の全てのホースマンにとって
このレースはあまりに特別です。


圧倒的1番人気は
無敗の皐月賞馬、サートゥルナリーア



パドックでのサートゥルナーリアの気配は抜群、
どの馬よりもふてぶてしく、落ち着き払っていて、
まさに隙なし、まさに王者のそれ (雰囲気) でした。





どう馬券検討をしようとも
正直、「3強のマッチレース」になるだろうと。


ビワハヤヒデウイニングチケットナリタタイシンの時の
「3強ムード」 (第60回、1990年) にオッズ状況も似てて、
そういえばあの時も
「結局、3強のダービーだったな」と振り返っていたことを思い出しつつ...


でも、「3強の実力」はあまりに接近していると読み、
順番がどうしても付けられず、
「6・7・13 の 3連複」 1点勝負に決めました。




「馬券」は取りたいが、
何より「ダービー」を観られることが
とにかくうれしい。

競馬ファンにとっても
「ダービー」はあまりに特別なのだ。


本馬場に入ってから
スタンドは異様にざわついていた。

パドックで落ち着き払っていた
あのサートゥルナリーアのテンションが
急に上がって来た姿が
ビジョンに大写しされていたのだ。

イヤな予感は的中、
サートゥルナリーアはスタートに出遅れた。




勝ったのは
逃げたリオンリオンを 2番手追走した
1番、ロジャーバローズだった。
誰もがノーマーク。
12番人気、単勝は 93.1倍も付いた。



スタンドは
一様に呆気に取られ、
今年のダービーは「歴史的な大荒れ」になったことを誰もが察した。


「ダービー」は
狙って、その通りに勝てるレースではない。
毎年多くのジョッキーが挑戦して
跳ね返されて来た舞台だ。


今年勝つのは難しい、
今年は出れただけでも十分だ、と思っていたのは
誰でもなく、勝った浜中君本人だったと思う。


確かに展開は向いたのかもしれない。

でも
ロジャーバローズ
間違いなく、一番強い競馬をしたと思う。



あの長い東京の直線を最後までバテずに、
追いすがる「3強」から逃げ切ったのだから。


ロジャーバローズが生まれたのは
新ひだか町静内の飛野牧場
50年以上営まれる個人経営の牧場だ。


URL https://www.facebook.com/tobinobokujyoshizunai/

ノーザンファームの社台グループ、
UAE資本のダノックスだの、
資本力に任せた大企業牧場が席巻する中、
初めて出走させたダービーでいきなり勝てたこの「強運」。


やはり「ダービー」には夢も、浪漫もあるけれど、
「勝つ」には「相当な運」も必要だ。


そして
競馬は本当に難しい!
僕にとって29回めのダービーでしたが
今年も「馬券」は取れませんでした。笑

でも「馬券」は取れなくても、
ダービーはいつだってダービーなのです。


僕も10年後には
「中央競馬の馬主」になり、
いつか必ず「ダービーオーナー」になりたいと思います。
笑笑


浜中騎手、飛野牧場の皆さん、
角居調教師、厩務員の米林助手など、
関係者の皆さん、おめでとうございます。

やっぱ、ダービーは今年も最高でした。















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