ネパール・カトマンドゥのリアル「大気汚染と 腐敗認識指数 世界 124位」。

トッティ

2019年05月17日 01:08

日本で学ぶ留学生を
国別に多い順に並べると...


1位が中国で 114,950人
2位がベトナムで 72,354人。

3位はどこだと思いますか?

普通に行けば、
韓国、台湾あたりかな...


何と、ここに入って来るのが
ネパール (24,331人) なんですね。

参照
平成30年度外国人留学生在籍状況調査結果 (平成31年1月発表)
by 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
URL https://www.jasso.go.jp/sp/about/statistics/intl_student_e/2018/index.html


人口は
2,930万人 (2017年,世界銀行) のネパール。


先日行ったカトマンドゥで
ネパールの人から聞いた言葉。


「人口3,000万人だけど、
海外で出稼ぎ、学ぶ、暮らすネパール人は世界に1,000万人なのよー。」



おお!

本当かそうでないかはともかく、笑
この国の人たちが
「仕事」を探して
海外に出て行っていることは間違いない。


なぜみな
「海外」に出てゆくのだろう...


「今この国の政治はダメね。
政治の連中は自分たちの私腹を肥やすことだけ。
国民の幸せなんて考えてないの。
何も期待できない。

私だって行けるんなら
すぐにでも日本に帰りたいわ。」




「一人当たりGDP」は
各国の経済力を比較する指標として最適ですが、
このネパールの「一人当たりGDP」は
972USドル (世界 165位/全 192か国中)

(参照 世界の1人当たり名目GDP 国別ランキング・推移 (IMF))
URL https://www.globalnote.jp/post-1339.html


世界最貧国の一つであり、
アジアで一番の最貧国、ということになる。


そして
今のカトマンドゥは
一体なぜなんだろう...
超深刻な空気汚染にさらされている。


こんな
神々しいヒマラヤを目の前に構えるこの地なのに
「マスク」なしでは生きられない、とは
一体どういうことなんだろう。


そして
実際に
市内の道路は酷かった...。


クルマ通りの激しい幹線道路なのに
未舗装な場所だらけ!


クルマが走るたび
砂塵、粉塵が舞い上がり、
排気ガスと一緒に、
汚い空気が作られる。




Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA




トリブヴァン空港を発った機内から見る
カトマンドゥの空は
厚いスモッグに覆われ、
とてもどんよりしている。




また、僕が見たカトマンドゥは
他のアジアのどことも違っていた。







こんなカオスを放置し続け、
大気汚染が日々進行、
国民は呼吸器系、循環器系の疾患に苦しむ...


この国の政治は
一体何をしているのだろうか。


Transparency International (トランスペアレンシー・インターナショナル 国際透明性機構) が
毎年調査している
「公務員と政治家の透明性評価」 (腐敗認識指数) という指標があるが、

ネパールは
180ヵ国中、124位だ。



URL https://www.transparency.org/cpi2018


政治家の汚職は後を絶たず、
賄賂も日常茶飯事だ。




ナガルコットで会った、ネパールの子どもたち。






僕たちに
「ボロボロの絵葉書」を
1枚 50ネパールルピー (=約50円) で売りつけて来た。


実に商魂逞しく、実に頼もしい限りだけれど、
この子たちに今、必要なのは
「教育」だ。



今度来る時は
カトマンドゥの空気がキレイになっていてほしい。
早く舗装して
みんな信号とルールを守ろう。

そしたらマスクなしで
街を歩けるようになるかな。

そして今度こそ
カトマンドゥから、
ナガルコットから、
美しいヒマラヤを見たいよね。

ネパール政治、ほんま、しっかりやってねー、国民のために!!

ナマステー。





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