松井秀喜は「一流の戦略的広報マン」。

トッティ

2013年01月27日 18:00

松井秀喜が「現役引退」を発表しました。


メジャーで、名門・ヤンキースで、「主砲 (スラッガー)」として活躍。

「長距離砲でメジャーで活躍できる選手」は

この先、現れるのでしょうか?

そんな松井秀喜選手ですが、

日本球界のためにも、来る WBC の「日本代表メンバー」に入れるべきですね。

一発欲しい、代打のシーンならまだ使えます。
基本、「代打要員」でいいと思います。

アメリカラウンドに行ったら、メジャーを知り尽くした松井が「参謀役」にもなれます。
「日本」しか知らない日本人選手にいろいろとアドバイスできる、「半分コーチ」の役割です。

前2回は、すごく出たがっていたのに、
チーム (ヤンキース) の事情で出られなかったのです。

今回は、まるで「WBC出場」を狙っていたかのような「Good タイミング」です。

日本球界全体で「彼に敬意」を表するためにも、
「メンバー入り」はぜひ検討して欲しいところです、山本浩二監督。

今日、書きたいのは、
松井秀喜選手は「一流の戦略的広報マン」で、それを学べ、という話しです。


「戦略的広報」とは、

メディアや記者と良好な関係を保って、

自分 (自社) が考えていることをしっかりと相手に理解してもらい、

広告的目的の達成のために、自分の伝えたいことをしっかりと記者 (メディア) を通じて、(ポジティブに) 情報発信してもらうこと
です。

「広報」は一歩間違えると、

「間違った内容で発信」されてしまったり、

「自分たちが発信したい意図と違って発信」されてしまうリスクがあります。

これはマズいです。

今のメジャー選手でも指折りの「上手さ」だったのが、

松井秀喜選手だったのです。

「戦略広報」の上手さでは、イチローよりも全然「上」でしたね。

それには「広岡さんの存在」も大きかったのですが、
具体的にこんなことをやりました。

ヤンキース移籍 1年目に
「ニューヨークの番記者たちを夕食会に招待」


これはニューヨークの記者たちにとっても、

「前代未聞」の出来事で、

2年目には記者たちが松井を「夕食会」に招待、

その後は 1年ごとにお互いを招待することになっていったのです。

これは「松井の戦略的広報マン」のエピソードの一つで、

彼は記者やメディアと好意的に付き合うべきかの大事さを理解していたのです。

これが大きいですね。

松井秀喜選手、現役生活、お疲れ様でした。

今後も日本球界の発展のために、大いに「力」になってください。

関連記事